劇場:新宿バルト9
「りっぱな大人になるんどぁえ!」
楽しみにしてた本作。
いつもはヌキに来たような小汚いおっさんしかいないけど、今回は若い、こじゃれたカップルとかも多かった。
原作は昔読んだのですが、ストーリーは少ししか覚えていなかった。
ただ見ているうちにどんどん思い出した。
良くも悪くも。
でもそこはさすが旬の園子温、素晴らしい演出力で相変わらずのド直球映画に仕上げていた。
主演の二人も素晴らしかった。
こういうテンションの映画を何本もコンスタントに撮れるってほんとすごいと思う。
ただ、3.11は絶対にいらないと思う。
しかも被災地の中、家を失って呆然と突っ立っているのが、過去作品であんなことやこんなことしてきた役者だけあって、不謹慎だけど笑ってしまった。
3.11の下りなくして、その分もっと丁寧に描いてたら完璧だったんじゃないかと思う。
そしたらこの監督らしさがなくなるのかもしれないけど。
病み上がりで泣くつもりで行ったのですが泣けなかった。
自分のなかで十代が見てもんもんする映画、「リリィ・シュシュのすべて」「告白」に、新たにこの作品も加わりました。
どうでもいいけど黒沢あすかの泣きながら首吊り台作るシーンに萌え死にした。
あともっとどうでもいいけど、最初の予告の時、バルト9で初めて映写の不具合を見た。
見たというか音だったんだけど、最初の数十秒ほど音が酷かった。
観客としてそういう不具合見たことないので、ちょっと得した気分になった。
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