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2026年8月11日火曜日

「顔のない眼」

フランス59年のホラー映画。
楳図の漫画のような世界観で面白かった。

サイコサスペンス感が強く、顔を剥ぐ手術をしっかり見せてくれる。
かと思えば、「フランケンシュタイン」のような心理描写もあってドラマとしても楽しめた。
原作はグラン・ギニョールで上演されていたらしい。

デ・パルマの「パッション」もこの仮面だったが、欧州では普通なのか。
ラストは素晴らしい音楽と演出。

2026年8月10日月曜日

「ブゴニア」

ランティモス映画は苦手だったが、一番見易かったし、一番好きになれた。
映像はトリアーリスペクトだし、「マンダレイ」の仕組みを見ているようでワクワクした。
ラストも爆笑。
音楽の使い方も相まって良いめちゃくちゃ良いブラック・コメディ。

最近あったナメクジ人間の裁判を思い出した。

2026年8月5日水曜日

「悪魔の発明」

とんでもない美術だった。
普通の小道具使った方が早いものも、書き割りで全部やってしまおうという徹底ぶり。
様々な技法を使ってジュール・ベルヌの世界を見事に表現している。

タコが血を噴くシーン。
死ぬ間際位見る、魚が蝶になって水中を舞うシーン。
光の表現。
等々、参考になる動きが多かった。

水かきで進む潜水艦やプロペラが大量にある飛行艇など、物理ではなく想像図としてのギミックもいっぱい。
どうやら宮崎駿も影響を受けているらしい。

話はよくわからなかった。

2026年8月4日火曜日

「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」

「ザ・レイド」を九龍城でやった香港アクション。

見たかったのは九龍城が一丸となって戦う姿だったのに、戦争になると住民たちはまったく出てこない。
窓からひょいと武器を渡すシーンとか見たかった。

なんか一人ずっとパンツかぶってるやつがいた。
サモ・ハンはさすがにスタントっぽい。

2026年7月29日水曜日

「王女メディア」

パゾリーニ×マリア・カラス。
セリフが少ないのでギリシャ神話を理解してないと難しいが、絵画的映像美が多いので見ていられる。
浄瑠璃?がずっと流れていて脳が混乱する。
ケンタウロスはまじでケンタウロス。

終盤の怒涛の展開の果てに魔女になったマリア・カラスに戦慄。
「ジャンヌ」といい、ラストが濃いめな映画を短期間で見れている。
復讐劇や悲劇の源流の一部なのだろうなぁとしみじみ。

「もはや万策尽きた!」

「キングスマン:ファースト・エージェント」

本当に「キングスマン」シリーズなのかというくらい不謹慎ネタがなくつまらなかった。

2026年7月28日火曜日

「VIDEOPHOBIA」

モノクロなのでずっと見ていられる。

表紙の化け物が暴れる映画だと思っていたら全然違った。
引きとして、ポスターにしたのは正解なのだろうが。
誤解を恐れずに言うと、クラブシーンは簡単に手を出す物ではない。

久しぶりにセックスシーンを見たが、最近ニュースで司会者が「映画にセックスシーンって必要ですか?」と言っていたのを思い出した。
映画を何やと思っとんねん。
主語でかすぎるやろ。

2026年7月24日金曜日

「ラッキー・ガイ」

「少林サッカー2」があると聞いて。

笑えるとこはいっぱいあるんだけど、とんでも設定がないと物語を引っ張れない印象。
「食神」が至高。

クレしんとちびまるこが延々と出てきて冷や冷やした。
まじで著作権の概念ないな。


2026年7月23日木曜日

「晩春」

小津どれ見ても泣ける。歳だわ。
すっかり同じセリフを繰り返す演出が癖になってしまった。

最後の壺論争が面白い。
父子相姦だろうがそうじゃなからろうが、物語的にエディプスの話になるのは当然だと思うが。
結局オリヴェイラの見解がよくわからず。

沢庵をうまく切れない人はやきもちやき。
子役の芸名が放屁。
時々出てくる実景が、子供の時に田舎の従兄弟の家で見たそれ。

「そりゃ食う」

2026年7月21日火曜日

「ブレインストーム」

多分二度目の鑑賞。
数々の有名SF映画の視覚効果をしてきたダグラス・トランプルの監督作品。
父親は「オズの魔法使い」の特撮の人らしい。

クリストファー・ウォーケンが主演の時点でもうワクワク。
ライト兄弟の話が出てくるところはギーク感があってとてもいい。
記憶は均等に並んだ泡で表現されている。

感覚を転送する装置を開発→研究者が心臓発作で死ぬ瞬間を記録→それを体験、という展開が完璧。
「メビウス」の男根のロードムービーくらい綺麗で気持ちいい。

関係ないが、「アルタード・ステイツ」って監督ケン・ラッセルだったのか。

2026年7月19日日曜日

「ファイアbyルブタン」

クレイジーホースでルブタンが演出したショー。
音楽はリンチ先生。

肉体の曲線美を目立たせる演出がさすが。
様々なテクスチャのある照明、鏡、そして仕切りも重要。
各所に挿入される、女体が宇宙船となって星々の間を進んでいくカットはリンチ感もあって良かった。
星の動きを参考にする。

そういえば本場のバーレスクの踊り子のフラミンゴ芸をもう一度見たい。

2026年7月14日火曜日

「虹の世界のサトコ」

ソ連特撮。
魚が光っている表現がすごいし、フェニックスの造型は動き出すカーリーのようなぞくぞく感。
ポセイドンの娘が可愛い。

ロジャー・コーマンはシンドバッドとしてアメリカで公開したらしい。
脚色したのはコッポラらしい。

「スピーテ…スピーテ…」

2026年7月13日月曜日

「トリコロール/赤の愛」

テーマは博愛。

登場人物の顔と関係性がよくわからなかったので途中から二つの話が進行していると気づいた。
老人の家で夕日が入るシーンや、スタンドライトをつけるシーンなど光の描写が秀逸。
人物の顔には照明によって常に陰影が付けられている。

最後のシーンは三部作を締めくくる素晴らしいラスト。
当分は見返さないだろうが、生まれた国の精神性を表現したいときにまた見返すかもしれない。

「石はピアノの上に」

2026年7月10日金曜日

「トリコロール/白の愛」

ケェシロフスキ二本目。
国からの要請で撮った三部作らしい。

ポーランドに帰ったシーンの音楽の入れ方は真似したくなるほどかっこいい。
男性から女性への復讐って構図あんまり見ないから新鮮。
勃起無双映画。

手話のくだり、最後以外であった?
何言ってるのかわからなかったから調べてようやく理解した。

あまり好みではなかったが、倦怠期の夫婦を経験してからもう一度見たい。

2026年7月9日木曜日

「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」

この話って原作にあるの?
アニメーションのメタフィクションとして、原作漫画からどう抜け出すか。

「スパイダーマン:スパイダーバース」

中毒症状のように目が離せなくなる、ドパガキ用アニメーション。
映像表現は素晴らしく、AI動画時代を匂わせるような表現もちらほら。

ペニー・パーカーはゴリゴリの萌えアニメで登場してほしかった。
エンディングはホワイト・ストライプスの四次元版?
エンドロールだけでいいのでもう一度劇場で見たい。

2026年7月8日水曜日

「ハムレット」

1996年。
ケネス・ブラナーに四時間も使うのは気が重かったが、「ハムレット」の台詞を全て使っていると知り、期待を込めて。

映像より台詞に注意が行き、次々飛び出す絢爛な表現に「ふふっ」と微笑んでいると、四時間があっという間だった。
ラストも今まで描かれていなかったラスト。
こっちの方が原作に近いってこと?

めちゃくちゃ回想入れまくってたのに、なぜかオフィーリアの溺死は台詞のみだった。
インターミッション前の演説シーンは格好良過ぎて笑ってしまう。
あと要所要所で編集が変。

この人ってシェイクスピアばっかりやってる人なのか。
少しずつ見ていこう。



2026年7月2日木曜日

「泥棒成金」

後期ヒッチコック。
見たと思っていたけど見てなかった。
オープニングの猫と泥棒のモンタージュが素晴らしい。

何度もミスリードさせる展開。
リアプロジェクションの多用。
花火を見ながらの大人の会話劇。
終始ケーリー・グラントの日焼けが気になる。

「箱入りの親なんてつまらないもの」

「続・世界残酷物語」

上映禁止にしたイギリスを煽りながら始まる素敵なオープニング。
「犬が化粧する世界で生きたくない!」と嘆くホドロフスキー映画を思い出した。

生きた虫に宝石をあしらう虫アクセサリー。
消毒をされて流れ作業のキス。
B級映画の世界のような本の表紙撮影。
政治家に憧れる人々が集まる広場。
「神曲」の絵画を文字通り地獄で描く画家。
今回は日本がなくて残念。

基本的に、未開な風習のある地域・民族(のようなもの)と過度な消費社会(のようなもの)の対比構図。
前回よりも頭でっかちになっていた気も。
映画が終わる瞬間はここ数年見た中でも上位のカッコよさ。

2026年6月30日火曜日

「世界残酷物語」

初ヤコペッティ。
今月20本無理そうなので、見易そうなものを。
15年前に見る予定だったシリーズ。

噂にいろいろ聞いていたため、概ね予想通りの印象。
「世界まる見え!」の元ネタのような作品。

海辺で人工呼吸をする少年少女たち。
死んでなお毒ウニを口いっぱい詰められるサメ。
骨を磨く家族。
ハンブルクの酒場の人々。
東京の二日酔いを覚ます施設。
カーゴ教。

辺りが良かったです。
2もあるのか…。