2026年6月24日水曜日

「冷血」

ノンフィクション・ノベル原作。
カポーティに特別な思いはないが素晴らしい映画だった。
監督は「暴力教室」の人。

いろんなテクニックを駆使しており、とても堅実に作られていた印象。
終盤、特に絞首刑に続く一連の主人公の吐露は「天国と地獄」よりも心に響いた。
同列にしていいのかはわからんが。

「冷血」の意味については諸説あるらしいが、映画においてのみでいえば、実際に起きた事件をここまでしっかりと映画として見れる(楽しめる)ものにしたこともまさに「冷血」。
そういう意味で、事件の全貌を終盤に持ってくる構成に違和感を感じた。
常に警察や陪審員側の目線でもなかったわけだし。

何にせよいい映画。
「かくも長き不在」を見終わったときのような疲労感。

2026年6月23日火曜日

「オルフェの遺言 ―私に何故と問い給うな―」

「オルフェ 」の続編。

監督自身が「オルフェ 」の世界へ入り込み、委員会で裁判をされるというもの。
よく知らない詩人が雄弁を振るっても何も響かんわと身構えていたが、中盤以降完全に没入していた。

主要なシーンでは大体逆再生カットが挿入される。
裁判での議論は台詞の一つ一つが面白いのだが、すんなり頭に入ってこないので見直す必要がありそう。

後半の石像建築のシーンでは、ヴィジュアル、展開、演出、全てが至高。
特に女神ミネルヴァは素晴らしかった。
「8 1/2」的映画芸術によって監督自身の人生とその哲学が描かれる。
唐突にピカソが映っているが、最後に監督が解説する展開に笑った。

これは彼の生前葬だったのだろう。
こんな映画はもっとないものか。

「友よ、泣くふりをしてくれ。詩人は死んだふりをするだけなのだ」



2026年6月22日月曜日

「オルフェ」

続編があると知って予習。

ジャン・コクトーはマヤ・デレンと親交はあったのか。
映像表現に近しいものを感じた。

昔見たときより理解は深まったしギミックも素晴らしかったが、もっとホラー演出の方が好み。
妻を映さないカット割は選択肢になかったのか。
バックミラーのシーンも盛り上がりにかける。

それでもラストの冥界から時を戻して現世に帰るシーンはワクワクした。
スパイク・リーカットはここから来てるの?
ウルトビーズがテレタビーズみたいで可愛い。

「また死ねばいいのに!」

2026年6月18日木曜日

「別離」

イングリッド・バーグマンのハリウッドデビュー作。
シンプルなプロットの不倫映画。

ラストの展開は突然だったのでびっくりしたが、何か音楽の構成と関連しているのか。
それとも単純に息子と同様「代償」の扱いか。

ミッドポイントの別れのシーンが良かった。
オリジナルの「間奏曲」も見たい。

「希望のかなた」

なぜか難民三部作の二本目から。
スロースターターではあったが中盤からいつものシュールな演出が目立って心地よい。
と思ってたいら、後半に連れて意外といい話でグッときてしまった。

フィンランドってロシアの隣だったのか。
カウリスマキはなぜこういう作風になったのかが気になる。
あと日本版タイトルのフォントが可愛い。

「今までは穏やかに過ごしてきたけど、これからは活発に暮らしたいの」

「羊たちの沈黙」

ジョディー・フォスターが美しい。
「白い家の少女」を見たくなった。
毎回後半をたるく感じてしまう

「ファントム・オブ・パラダイス」

めっちゃ面白かった。
タイトルが「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と混同するので深く調べず今まで見てこなかったことを後悔。

レコード会社に突撃するシーンの疾走感。
広角レンズに映る仮面。
音楽とホラーと女体、そしてダークヒーロー。
古典をしっかり踏襲した素晴らしい物語。
ラストの編集と音楽はとんでもない。

最後にデ・パルマの文字でビックリ仰天。
だからデ・パルマカットがあったのか。
あなたの作品で、思い出補正を抜きにして心から愛せる映画に出会えて良かったです。
そして「ワイルド・パーティー」を見たくなった。

「死刑台のメロディ」

処刑台繋がりで。
いつもごっちゃになっていたのでこれでもう間違えない。

主題歌がいい曲すぎる。さすがモリコーネ。
しかしアメリカの裁判で全編通してイタリア語なのが落ち着かない。
訴えたいことは痛いほどわかるが、作品として、ナショナリズムの傲慢さが出てしまっていたのが残念。
もう少し移民問題の知識があれば楽しめたかもしれない。

あとは「地下室のメロディー」を見たい。

2026年6月5日金曜日

「死刑台のエレベーター」

この曲を本家以外で何度聞いたことか。

さすが名作。
上質なサスペンスで最後までグイグイ引っ張ったかと思えば、最後のカットに映像詩をさらっと入れる大人の余裕。
ルイ・マル25歳の時らしい。

ジャンヌ・モローが街を彷徨うだけなのにめちゃくちゃかっこいい。
これぞ映画。

「さよならジュピター」

やっと見れた!
たるい系のつまらない作品だと思っていたが、エンタメ精神盛り盛りのつまらない作品だった。

「スターウォーズ」あり、「2001年宇宙の旅」あり。
日本を代表するSFとして製作するにはプライドのかけらもない。

ただラストのとんでも展開は嫌いじゃない。
「幻の湖」を見たときの余裕が、今の自分にないことへの気づき。

2026年5月30日土曜日

「殿方ご免遊ばせ」

「Malice@Doll Chapter:03」


ペガサスの三角木馬笑った。
面白くなってきたぞと思ったら終わってしまった。

「Malice@Doll Chapter:02」

「Malice@Doll Chapter:01」

全編CGのOVA。
CGは思ったより見れた。
女の子を筆頭に、アニメの喋り方はいつメタが変わるのか。

おじさまたちが深夜に見るエッチな悪夢。
途中でやめていた「デビルマン・レディー」見ないと。

「いやー!!」

2026年5月28日木曜日

「街のあかり」

劇場で見なかったやつ。

これは「街の灯」オマージュであってるんだよね。
尺が短く、終わり方もちょうど良い。

「別れ話か」