2026年3月29日日曜日

「アングスト/不安」

一時期話題になってたやつ。
不法侵入を繰り返し、女を見てはいたぶる妄想をし、それら異常な行動が、落ち着いた独白と合わさって妙に心地がいい。

同じオーストリアの「ファニーゲーム」は何を考えているのかわからない怖さだったが、これは殺人鬼にしっかりと寄り添った作り。
もっと荒削りな作品かと思っていたが、カメラワークは常にかっこよく、演出は丁寧。
音楽の立ち位置だけは最後まで考えていたがよくわからなかった。

中盤、一仕事終えた後の音楽のキメ感に笑った。
死体と一緒にいられると考えただけで興奮するシーンは最高。それを覗く犬も最高。
おばあちゃん役の人お疲れ様。

「あん」

おいしい生活って感じ。
過去作品に比べて見易かった。
樹木希林と市原悦子が並んだ絵の強度よ。

「はい、出来損ない」

2026年3月27日金曜日

「ミッドナイト・スカイ」

知恵を絞らないサバイバル映画。
久しぶりになかなかのご都合主義映画を見た。
設定が面白かっただけに残念。

3Dプリンター感ある船内の美術は良かった。
今後デザインがもっとブラッシュアップされていくことを願う。

「機動警察パトレイバー the Movie」

あまりピンとこず。

しかし押井守は聖書ネタ大好きだな。
西洋へのコンプレックスなのか。

唐突な「鳥」が良かった。

2026年3月24日火曜日

「トリコロール/青の愛」

初キェシロフスキ。
ずっと映像は美しく、唐突な音楽の演出は素晴らしかった。
シーン変わるのかと思ったら変わらない。

「ドニー・ダーコ」のある1シーンにずっと違和感を感じていたが、この映画のラストをやりたかったのかと自己解決した。
狂気のラストだった。
この物語の深部にフランスの歴史が絡んできそうで怖いが考えないでおく。
日の丸は、赤は博愛と活力、白は神聖と純血を表すらしい。

そういえばゴダールはリンチが嫌いらしい。
ゴダール嫌いのリンチ好きとしてはとても嬉しかった。
どうでもいいがフランス繋がりで。

「ブリック」

また密室ものか…。

なぜ未だに映画の女たちは大事になると男に「なんとかしてよ!」と叫んでしまうのか。

2026年3月23日月曜日

「デカメロン 」

デカメロンは不道徳なイメージがあったが、パゾリーニのおかげだったのか。
それとも全編こんなノリなのか。
ほとんどが性にまつわる話。

最後のマリアと天使のビジュアルはさすが。
パゾリーニ本人が出てくるのも良かった。

「夢の方が素晴らしいのになぜ描き続ける?」

2026年3月21日土曜日

「選挙」

「立候補」に比べるとかなり平坦なつくりで良かった。
ドキュメンタリーはこれくらいでいい。

ドブ板選挙って大変なんだな。
奥さんの最後の顔が全て。

2026年3月19日木曜日

「わたしを離さないで」

カズオイシグロ原作、脚本アレックス・ガーランド。
キャリー・マリガン主演だが、キーナ・ナイトレイとアンドリュー・ガーフィールドが出てたから見てなかったやつ。
3時間くらいあればもっと傑作になりそう。


「ヤマトタケル」

小学生の時、父親と見た記憶がある。
ヤマトタケルって海外でいうアーサー王的立場なのだろうか。
もっと日本の物語上で象徴的に登場してもいいんじゃないか。

鏡と剣と勾玉が出てきたので、三種の神器の話だったのかと思ったが、奉納されているのは草薙の剣だけで、鏡と勾玉は別の物だった。

特撮見る度に沢口靖子出とるなと思ったけど、意外と出演数少なかった。
登場人物みんな演技がひどい。

2026年3月16日月曜日

「はなれ瞽女おりん」

どこで聞いたのかは忘れたが、なぜかタイトルだけずっと頭から離れなかった作品。
篠田監督だったのか。

盲目あるあるがいっぱいで楽しい。
襖を締めるときは音を立てないように一度手を挟んでから締める。
針に糸を通すときは針を唇につける。
お姉さんはいじめるときにこけさせようとしてくる。

瞽女は阿弥陀様に身体をお預けしているらしい。
そういう意味で実存主義は太刀打ちできない。

樹木希林が怒りのデスロードのマックスみたいでカッコ良い。
おりんは彼の心を見た。

「はえ〜」

2026年3月15日日曜日

「フリークスも人間も」

初バラバノフ。
セピアでロシア映画というだけでも大好物なのに、サイレント映画の雰囲気、クラシック音楽の高揚感、歌がうまい結合双生児、ハゲと罵られるノスフェラトゥ、尻を出す盲目の母など、ワクワクに溢れていた。
ラストの感じも最高。

ロシア語でばあやはニャーニャというのか。
写真家の、ニャーニャにお尻を引っ叩かれるメイドを見る目つきが素晴らしかった。

船の長回しはただ船が走っているだけなのにいろんな感情が込み上げてくる。


2026年3月13日金曜日

「ワン・バトル・アフター・アナザー」

ポール・トーマス・アンダーソンにしてはキャッチーな作りの印象。
中盤の一時間近く?ある闘争劇がめっちゃ面白かった。
編集と音楽の妙。

あとショーン・ペンの確固たる信念を持った役柄の演技が素晴らしかった。
おじいちゃんと同じ顔をしていた。

ラスト、あの秘密をデカプリオは知らないままなのだろうが、古い世代が知らない真実を若い世代が知っているというのはとても象徴的で感慨深いものがあった。

この映画といい「シビル・ウォー」といい、アメリカはそのうちまじで大規模な暴力革命が起こりそう。

「マーダー・ライド・ショー」

2026年3月11日水曜日

「ダンケルク」

音楽がうざい。
作品がつまらないことを憂慮してハンス・ジマーが音楽でなんとかしようとしたのか。

いいシーンで将校が「階級云々言ってる場合じゃない」って自ら発言しちゃうとことかもう観てらんない。