ヴェンダースは何年ぶりか。
彼の作家性が一体どういうものだったのかもはや記憶にないが、バブル期の東京を撮っても何か陰鬱な空気が漂っていた。
騒がしく、擬似や模倣で溢れた街や人々にカメラを向けて、必死に小津の影を探す旅。
「タモリ倶楽部」のオープニングが流れた時の共感性羞恥。
「東京タワーの頂上で、友人ヘルツォークと会う」
見た映画の記録・感想。基本的に妄想です。
ヴェンダースは何年ぶりか。
彼の作家性が一体どういうものだったのかもはや記憶にないが、バブル期の東京を撮っても何か陰鬱な空気が漂っていた。
騒がしく、擬似や模倣で溢れた街や人々にカメラを向けて、必死に小津の影を探す旅。
「タモリ倶楽部」のオープニングが流れた時の共感性羞恥。
「東京タワーの頂上で、友人ヘルツォークと会う」
確か「ブラックスワン」が参考にしていたと言うことで鑑賞。
オープニングでポランスキーだと判明して歓喜。
おまけに主演もポランスキー。これは不安。
じっとりとした風景は黒沢清のようで、良い雰囲気のままラストまで。
美少女出てきたと思ったらエヴァ・イオネスコだった。
主人公がおかしくなっていく過程が丁寧で参考になる。
アロノフスキーに通じるものがたくさんあったので、大好きなんだろう。
そして「ブラックスワン」はこの転落劇を見事に作り替えている。
劇場で「ブラックスワン」を見たときと同様、最後は拍手しました。
素晴らしいホラー。
嫌な日本映画を見た感じ。
いろんな嫌なものがギュッと詰まっていた。
吉川ひなのが出ているだけでこの映画は信用できないと思ってしまったが勘は当たる。
苦痛と共に過ごす二時間。
日本映画がダメになったという会話があるが、この映画がその一旦を担っている。
表層的で衒学的で陳腐。
おまけに構成が露悪的。
自分の中で映画は最後さえ良ければいいと言う概念が崩れた。
くだらなく見えるシーンでも何かに反射させて撮ればごまかせる、という学び。
「映画が終わったら殴るかもしれないけど」
ストーリーがしっかりしてしまったので良さは半減してしまったが、非道なアクションは健在。
前作の最強の敵役もちょっとだけ出てきた。
しかし豪華日本人キャストなのに誰一人強烈な印象を残せていない。
最後までなんもしない。
おまけに吹き替えもない。
任侠シーン撮りたかっただけやん。
そういや最近劇場でやっていたと思い。
パゾリーニの現代劇。
若い頃のテレンス・スタンプがイケメン。
オープニングのセリフが全てなのだろうが、難しく解釈していたようで、途中から見方を変えた。
途中で出てきた透明のアクリルに描いた線画が真似したくなる。
一家がおかしくなっていく過程は面白かったが、みんな規律を守って狂っていくように見えて、不安定さがなくワクワクしなかった。
ブルジョワジーの空虚さを表していると言う理屈であれば、まあわからなくもないが…。
二本続けてラストが同じモチーフだった。
今年の目標は、「ソドムの市」と「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」を見返すこと。
もっとぶっ飛んんでるのかと思ったら意外とちゃんと続編をやってくれていた!
パンクマンになって帰ってきたクロウスホイ。
目ん玉くり抜くのも良かったし性行同意書の展開はめっちゃ笑った。
時々出てくるトンネルが積善館のトンネルと瓜二つ。
トイレに事務所を構えるスウェーデンの弁護士。
最近のSNSの7分間無常力になると言うミームはここからきてるの?
ダウン症の二人は亡くなってしまったのだろうか…。
ヘルマーの出生の独白には今年一番笑ったかもしれない。
そしてなんと言っても沼から生えるビッグブラザーが素晴らしかった!
しかし全シーズンを通して終始断片的で、悪趣味な悪ノリドラマだったな。
無理に全てを解決しない姿勢がいい!
ありがとうトリアー。