2026年5月14日木曜日

「イン・ザ・カット」

んー探していたラストはこれなのか?
違う気もする。

2026年5月13日水曜日

「六月の夜」

「白い恐怖」に続き、イングリッド・バーグマン。

若い人の言葉感を出すために平仮名とカタカナを混ぜた字幕が出るが、絶望的にノイズ。
「女番長」シリーズでも使わないぞ。
「アバンチュール」という字幕が出てきて、一瞬意味がわからなかった。
当時の流行り言葉は漢字でないと反応が遅れる。

ストックホルム症候群の話かと思ったら、その言葉ができたのはかなり後らしい。
六月の夜は白夜、夏至など北欧では重要で神秘的な季節。
でもそれをタイトルにしてまで語るべき物語とは思えなかった。

「彼女は文化的な砂漠で道を探ったの」

「The Phoenix Bird」「The Drop」


サビン・バラシャ。
「The Drop」のビジュアルがカッコよすぎた。

2026年5月11日月曜日

「ソナチネ」

過去に見てた。

原因と結果のスピードが普通の映画より速いので飽きがこない。
コントにしか見えないとも言える。

おじさんたちの危険なバカンス。
ロシアンルーレットと人間紙相撲はまじで名シーン。
面白かったけどラストの見せ方だけ不完全燃焼。

2026年5月10日日曜日

「白い恐怖」

美術が印象的だと思ったらダリだった。
というか夢のシーンはまんまだった。

何度も未来を暗示するような台詞が登場し、まさにそこへハマってしまう女性のミステリー。
バッドエンドかと思いきやハッピーエンドだった。
エンディングの駅員も洒落ている。

「ただ生きることしか知らなかった、若き日の我々に乾杯だ」

2026年5月8日金曜日

「下妻物語」

「炎上」

主演の市川雷蔵が「MISHIMA」の主演と似ているのはポール・シュレイダーがこの映画を参考にしたということなのか。
似ているカットも多々あった気がする。

オープニングの寺の間取り図がかっこいい。
偽善と偽悪の対決。
中村玉緒はずっと身体を掻いていた。
火をつけた後、仏像と目が合ったかのようなシーンに戦慄。

結局絵の良さはいかに広い空間を見つけるか。そしてどう人物を配置するかに尽きるな。
モノクロでシネスコの良さがバッチバチの映画だった。
洋風サスペンス風な終わり方も良い。

「暗い毎日をたった一人で生きることを覚えたら、人とすらすら話しができんようなるんや」

2026年5月7日木曜日

「曽根崎心中」

ATG、梶芽衣子、増村保造。

宇崎竜童の演技と音楽がうざい。
増村保造作品はあまり見ていないが、演出がコメディ調な部分が多々あり、あまり好みではなかった。
もっと名作なったんちゃうか。

心中は新しい恋の形だったんだな。
オープニングカット、「狐が横切るお釈迦様」かと思った。

「おーおーおーおー懐が金で重たいわ!」

2026年5月5日火曜日

「陽暉楼」

五社監督。

バーで巻き起こる芸妓と女郎のバトルが熱い。
でも意外と普通の肉弾戦なので物足りなさも。
久々に池上季実子さんを見れて満足。

どれを見てもある程度の面白さが担保されているが、今回は狙いすぎなシーンも多々。
「鬼龍院花子の生涯」に囚われているような演出が目立った。
今見たら「吉原炎上」もそんな感じなのかもしれないが。

女を売り飛ばし続けた主人公は、女を助けなければ死ななかった。

「男はみーんなおなごの敵や!」

2026年4月30日木曜日

「ハムレット」

オリビエ版。
雲の中からダースベーダーのごとく現れる父の亡霊のシーンがかっこいい。
二度目の亡霊登場のカット割だけはよくわからなかったが。

オフィーリアの死が後半のプロットポイント。
派手さはないが重厚で、舞台味を残したセットと演出。
寄っては引き、寄っては引きのカメラワークを真似したくなる。
最後の決闘はハラハラした。

メル・ギブソン版をもはや覚えていないので比較できなかった。
あとはケネス・ブラナー版。
それにしてもなぜハムレットに関しては皆監督と主演を同時にやりたがるのか。

「アデュー…アデュー…」

2026年4月27日月曜日

「狩人」

このオープニングも何度見たことか。やっと最後まで見た。
若干カンニングはしたものの、内容はほとんど理解できていない。
「ユリシーズの瞳」は核の部分が「フィルムを探す」というシンプルな話だったから見やすかった。
今回は登場人物多いし、ギリシャ内戦よく知らんし。
ワンシーンワンシーンの演出を楽しむだけになっていた。

たまに人物が透けて奥の窓枠が見えているようなカットがあったが、手前にガラスでも置いて撮影していたのか。
セリフの内容を車の窓枠で切り取った背景で演じるシーンが良かった。
ラストの「別れのワルツ」が流れるシーンは流石。
群衆はフィルムの中で生き、そして新しい時代が来ると一人、また一人と消えていく。

2026年4月23日木曜日

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

当時は好きな女優(と歌手)が三人も出とる!と思って見に行ったが、全員ちょっとだけ嫌いになって帰ってきた。
今回も同じ感想。

2026年4月22日水曜日

「さらば、わが愛/覇王別姫」

チェン・カイコー。
「キリング・ミー・ソフトリー」以来二本目。

凄かった。ずっとクライマックス。
「鬼が来た!」の騒々しさに群集の波が加わるからもう手が付けられない。
情報過多の映像で時代、文化、愛憎が駆け巡る。
この流れで「フルスタリョフ、車を!」を見たら少しは理解出るかもしれない。

舞台から見る観客席の旗などの描写によって、大衆文化、帝国主義、共産主義へと移り変わる構図が秀逸。
そして舞台からおりてその衣装のまま文化大革命へ…。

青春時代に見損ねていた映画たちを見ると感情溢れてくる。
めちゃくちゃ良かった。

2026年4月21日火曜日

「アポロ13」

「ファースト・マン」

素晴らしいオープニング。
宇宙へ行くという緊迫感が凄かった。

その後の宇宙へ行くシーンはどれも良かった。
何より月着陸までをしっかり見せてくれて感謝。

それ以外は特に何もない映画だった。

2026年4月18日土曜日

「豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服」

ソ連特撮。初のシネスコ作品。エキストラ10万人。

オープニングで巨大な神が現れるとこが素晴らしい。
怪獣でもロボットでもなく、「自分と同じ姿をした巨大なもの」の恐怖が一番効くな。
人で山を作るところはロシアらしくて良かった。

スラブ神話はそれぞれの国の建国やアイデンティティに関わるから面倒な分野らしい。
これだけの規模なのに有名作品でないのは、そういう面も関係していそう。
その点ハリウッドは歴史が浅く、文化も神話もないからこそ為し得た今の立ち位置なのか。

てかキングギドラ出てきたよ!
東宝パクってますわこれ。

2026年4月17日金曜日

「アベンジャーズ/エンドゲーム」

シリーズ全部見返すのは流石にしんどかったので最後だけ。

タイムトラベルの理論が量子力学あたりから有耶無耶になっていた。
メビウスの輪を使ってなんたらかんたら。
仕方ないか。

キャプテン・マーベルがスコットピルグリムに出てた女の子とだとわかってテンション上がった。

「青いパパイヤの香り」

「西瓜」の日本版ポスターでイメージしていたのは「夏至」のような雰囲気だったが、なかったのでこちらを鑑賞。
湿ったベトナムの空気感が心地良い。
シュヴァンクマイエルの「アリス」の東洋版を見ているようだった。

おならをしながら嫌がらせをしてくる子供。
高い陶器を割っても「困った子だね」で済ます先輩使用人。
せんねん灸。
コオロギを持って出るのは何か文化的な意味があったのか。
「月光」が流れる中ご飯を用意するが、食べてくれない。
女はムイにセックスを見せつけるためにドアを閉めさせまいとする。

タイトルの構図がメタルバンドっぽいのだけが気になった。
果たして今年ベトナムへ行く計画は成功するのか。
行ってもこの映画に出てくるような家屋は富裕層の家っぽいのでなかなか出会えなさそうだが。

2026年4月16日木曜日

「西瓜」

ツァイ・ミンリャン二本目。
日本版ポスターはアダルト感なかったので、AV的なセックスシーン(というか主人公がAV男優)が各所に出てきてびっくりした。
かと思えばミュージカルがあり、長回しのカットもあり、「落日」を撮った監督とは思えないほどテンポよく作られていた。

男女の恋愛シーンでは人物にはシンプルな演出で、しかし感情はカメラワークや身の回りのものを使って抽象的かつ的確に表現していた。
教授が言ってたのはやはりこの監督かもしれない。
曲の使い方とかも。

かといっても内容は村上春樹みたいな話だったので、彼のもっと暗い作品が見たい。

「あれ?キャップがない!」

2026年4月15日水曜日

「イヴの総て」

素晴らしかった。
突如現れた若くて綺麗な女に寄生され、役を乗っ取られていく大女優。
ベースは実在の女優の経験談らしい。

舞台裏のいざこざや役者同士の駆け引きが心地よい。
もっと周りのクズさも見たかったが、したたかなイヴを際立たせるにはちょうど良かったのか。
彼女の絶頂と同時に、衰退も映す素晴らしいラスト。

「その本能は金では買えん。大切にしろ」

「落下音」

劇場:TOHOシネマズシャンテ

んーなんとも感想が難しい映画だった。
「怪奇譚」という言葉にまんまと釣られて鑑賞。

映像は常に美しいし、演出も楽しめた。
アルマの仏頂面が「オテサーネク」の女の子みたいで可愛いいし、姉の死体のまねをするシーンの不気味さはこの映画の最高潮だった。
イルムのいまにもカルトに倒錯しそうな母親感も素晴らしかったし、ラストの農場でのマルティン・シュリーク味も良かった。

しかしストーリーはわかりづらく、バラバラに編集されていた意図もよくわからなかった。
いつの時代でも変わらない呪いという表現かもしれないが、4世代なんてただでさえ追い辛いのに、考えることを停止させる要因になってしまうのではないか。
後からの考察ありきで作られていたのか、「闇のあとの光」を観た時の感覚に近い。
女性への加害が描かれていると思ったら、男性への加害もちょいちょい描かれていたので、時代による場所、もしくは人間への呪いの物語なのかと思っていたが、考察等を見ると、「女性への加害」や「女性への抑圧」一色で困惑した。
確かに監督もそう発言しているので大きなテーマはその通りなのだろう。
しかしだとすると現代パートの玄関先で旦那のペニスを愛でるシーンをどう解釈していいのかわからない。
男女逆だったら「加害は続いていく」みたいな考察で納得できるが、女性が男性へ加害したことによりテーマがブレた気がするし、あれを加害として描いていないのだとしたらとても軽率な演出だと思う。
単純に「加害の逆転」なのだろうか。
その辺のバランスが掴みにくく、鑑賞後の様々な感想に惑わされた作品だった。
ジャンルものであればすんなり受け入れられのに。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」にすれば良かった。

2026年4月10日金曜日

「人魚伝説」

突然見つけた。昔ディスカスなかったよね?
アップルTVにもYouTubeにもあるみたいだしどうなってるんだ。
監督が数十年後にこのロケ地で死んだという情報だけでずっと見たかったやつ。

もっと幻想譚なのかと思いきや、「女囚さそり」的復讐バイオレンスでびっくりした。
「幻の湖」の匂いもある。
海中でのサスペンスはめちゃくちゃ綺麗で怖いし、線香代わりに髪を燃やす演出も良かった。
ちゃんと「人魚」になる人外の演出もあったし。

売春島が出てきたので三重の話かと思って調べたら、三重には人魚伝説があるらしい。
そして原発の建設計画もあったらしい。
良くも悪くも原子力に取り憑かれた民族の悪夢はいつまで続くのか。

監督の死因は不明だが、これ以上の作品は撮れなかったのかと勘繰ってしまうくらい凄い作品だった。
ラストの殺戮には確かにその価値がある。
「秋深き」はつまんなかったし。
予想を越える素晴らしい映画で、また一つ好きと言える作品に出会えて良かった。

「眩しいなぁ」

「ありふれた事件」

学生映画のモキュメンタリー。
めっちゃ面白かった。

主人公の両親は本当の両親で、息子が殺人鬼役をしていることは知らなかったらしい。
息子に「バルドーのパンティー2枚持ってる」って言う親どうなの?

殺人鬼はいつもお茶目で、詩人で、動物の交尾にやたら詳しい。

2026年4月8日水曜日

「人狼 JIN-ROH」

初鑑賞。
結構辛かった。
設定は面白そうなのに。

2026年4月5日日曜日

「楽日」

ツァイ・ミンリャン。
どういう見方をすればいいか途方に暮れていたところ、唐突なトイレの長回しカットで、これ「リアリズムの宿」か!と思ったが全然違った。

後から調べると、娯楽映画に抗議をする芸術映画だと知って納得。
娯楽映画を上映する劇場にきた人々(見る人も、見てない人も)に焦点を当てており、モンタージュとしてカットは展開するが、物語としてはほとんど展開しない。
何もない長回しが続くだけ、と言ってもいい。
確かに娯楽映画は目まぐるしく展開していくが、見にきた人の物語は目まぐるしく展開したりしない。
それでもなぜか集中力が途切れなかった。
ラストシーンからのエンディングも良かった。

卒業制作の時、教授に「雨が印象的な中国だか台湾だかの監督」が好きなのか?と聞かれたが名前を失念していて、ずっと気になっていた。
この監督は雨が特徴的らしい。
他のも見てみよう。

「エンゼル・ハート」

じっとりとへばりつくグレージュのスーツ、トランペット、黒魔術。
「裸のランチ」的世界観でとても心地よかった。
ミステリー度合いも調度いい。
しかし謎の種明かしがほとんど台詞で片付けられたのが残念。
めちゃくちゃいいオチだっただけに。

例え若くてもシャーロット・ランプリングが出てくるだけで画面を直視できないほど怖い。

2026年4月2日木曜日

「カサノバ」

フェリーニ作品でティナ・オーモンがヒロインだと知って。
老若問わず女に奉仕すると言う献身的な男、カサノバの恋愛活劇!
そういえば最近日本にもそんな男がいたなと思いつつ。

一部「マンダレイ」的なシーンがあって良かった。
カサノバがどれだけ現代的なジェンダー論を語っても、女を含め誰も聞く耳を持たないという皮肉。
性病の親子に当たってしまい、欲望をみたせなかった嘆きのシーンと、終盤のセットが揺れまくる大乱行、そしてオペラへと続くシーンは圧倒。
母の登場シーンは「8 1/2」の娼婦と同じような印象。
結局カサノバさんは何をした人なのか。
素晴らしかった。

「瀉血です」

2026年4月1日水曜日

「爆弾」

面白くないなーと思っていたら面白くなって、面白いなーと思ったら面白くなくなる映画だった。

2026年3月31日火曜日

「ブレイブ」

懐かしの映画。
教会のシーンめっちゃ良かった。

2026年3月29日日曜日

「アングスト/不安」

一時期話題になってたやつ。
不法侵入を繰り返し、女を見てはいたぶる妄想をし、それら異常な行動が、落ち着いた独白と合わさって妙に心地がいい。

同じオーストリアの「ファニーゲーム」は何を考えているのかわからない怖さだったが、これは殺人鬼にしっかりと寄り添った作り。
もっと荒削りな作品かと思っていたが、カメラワークは常にかっこよく、演出は丁寧。
音楽の立ち位置だけは最後まで考えていたがよくわからなかった。

中盤、一仕事終えた後の音楽のキメ感に笑った。
死体と一緒にいられると考えただけで興奮するシーンは最高。それを覗く犬も最高。
おばあちゃん役の人お疲れ様。

「あん」

おいしい生活って感じ。
過去作品に比べて見易かった。
樹木希林と市原悦子が並んだ絵の強度よ。

「はい、出来損ない」

2026年3月27日金曜日

「ミッドナイト・スカイ」

知恵を絞らないサバイバル映画。
久しぶりになかなかのご都合主義映画を見た。
設定が面白かっただけに残念。

3Dプリンター感ある船内の美術は良かった。
今後デザインがもっとブラッシュアップされていくことを願う。

「機動警察パトレイバー the Movie」

あまりピンとこず。

しかし押井守は聖書ネタ大好きだな。
西洋へのコンプレックスなのか。

唐突な「鳥」が良かった。

2026年3月24日火曜日

「トリコロール/青の愛」

初キェシロフスキ。
ずっと映像は美しく、唐突な音楽の演出は素晴らしかった。
シーン変わるのかと思ったら変わらない。

「ドニー・ダーコ」のある1シーンにずっと違和感を感じていたが、この映画のラストをやりたかったのかと自己解決した。
狂気のラストだった。
この物語の深部にフランスの歴史が絡んできそうで怖いが考えないでおく。
日の丸は、赤は博愛と活力、白は神聖と純血を表すらしい。

そういえばゴダールはリンチが嫌いらしい。
ゴダール嫌いのリンチ好きとしてはとても嬉しかった。
どうでもいいがフランス繋がりで。

「ブリック」

また密室ものか…。

なぜ未だに映画の女たちは大事になると男に「なんとかしてよ!」と叫んでしまうのか。

2026年3月23日月曜日

「デカメロン 」

デカメロンは不道徳なイメージがあったが、パゾリーニのおかげだったのか。
それとも全編こんなノリなのか。
ほとんどが性にまつわる話。

最後のマリアと天使のビジュアルはさすが。
パゾリーニ本人が出てくるのも良かった。

「夢の方が素晴らしいのになぜ描き続ける?」

2026年3月21日土曜日

「選挙」

「立候補」に比べるとかなり平坦なつくりで良かった。
ドキュメンタリーはこれくらいでいい。

ドブ板選挙って大変なんだな。
奥さんの最後の顔が全て。

2026年3月19日木曜日

「わたしを離さないで」

カズオイシグロ原作、脚本アレックス・ガーランド。
キャリー・マリガン主演だが、キーナ・ナイトレイとアンドリュー・ガーフィールドが出てたから見てなかったやつ。
3時間くらいあればもっと傑作になりそう。


「ヤマトタケル」

小学生の時、父親と見た記憶がある。
ヤマトタケルって海外でいうアーサー王的立場なのだろうか。
もっと日本の物語上で象徴的に登場してもいいんじゃないか。

鏡と剣と勾玉が出てきたので、三種の神器の話だったのかと思ったが、奉納されているのは草薙の剣だけで、鏡と勾玉は別の物だった。

特撮見る度に沢口靖子出とるなと思ったけど、意外と出演数少なかった。
登場人物みんな演技がひどい。

2026年3月16日月曜日

「はなれ瞽女おりん」

どこで聞いたのかは忘れたが、なぜかタイトルだけずっと頭から離れなかった作品。
篠田監督だったのか。

盲目あるあるがいっぱいで楽しい。
襖を締めるときは音を立てないように一度手を挟んでから締める。
針に糸を通すときは針を唇につける。
お姉さんはいじめるときにこけさせようとしてくる。

瞽女は阿弥陀様に身体をお預けしているらしい。
そういう意味で実存主義は太刀打ちできない。

樹木希林が怒りのデスロードのマックスみたいでカッコ良い。
おりんは彼の心を見た。

「はえ〜」

2026年3月15日日曜日

「フリークスも人間も」

初バラバノフ。
セピアでロシア映画というだけでも大好物なのに、サイレント映画の雰囲気、クラシック音楽の高揚感、歌がうまい結合双生児、ハゲと罵られるノスフェラトゥ、尻を出す盲目の母など、ワクワクに溢れていた。
ラストの感じも最高。

ロシア語でばあやはニャーニャというのか。
写真家の、ニャーニャにお尻を引っ叩かれるメイドを見る目つきが素晴らしかった。

船の長回しはただ船が走っているだけなのにいろんな感情が込み上げてくる。


2026年3月13日金曜日

「ワン・バトル・アフター・アナザー」

ポール・トーマス・アンダーソンにしてはキャッチーな作りの印象。
中盤の一時間近く?ある闘争劇がめっちゃ面白かった。
編集と音楽の妙。

あとショーン・ペンの確固たる信念を持った役柄の演技が素晴らしかった。
おじいちゃんと同じ顔をしていた。

ラスト、あの秘密をデカプリオは知らないままなのだろうが、古い世代が知らない真実を若い世代が知っているというのはとても象徴的で感慨深いものがあった。

この映画といい「シビル・ウォー」といい、アメリカはそのうちまじで大規模な暴力革命が起こりそう。

「マーダー・ライド・ショー」

2026年3月11日水曜日

「ダンケルク」

音楽がうざい。
作品がつまらないことを憂慮してハンス・ジマーが音楽でなんとかしようとしたのか。

いいシーンで将校が「階級云々言ってる場合じゃない」って自ら発言しちゃうとことかもう観てらんない。

「雨月物語」

裏浦島太郎。
同時期の黒澤作品などと比べると音がびっくりするくらい綺麗だった。
何か処理をしたものだったのか、それとも溝口はいい音で撮っていたのか。
口と微妙にあってないシーンもあった気がする。

昔観た時より幻想譚として楽しめた。
船上の映像がひたすらかっこいいし、亡き父が歌い出すシーンのホラー味も良かった。
姫といちゃいちゃするシーンたちはモノクロフィルムから色が浮き出そうなほど美しい。
京マチ子の所作や吐く白い息もぞくぞくるし、音楽も全然色褪せていない。
めちゃくちゃ良かった。

「藪の中の黒猫」も辿れば「雨月物語」を経て中国古典へ行き着くのだろうか。
男女の物語が100年後どう変容しているかがとても気になる。

「おとっちゃーん!」

2026年3月10日火曜日

「蛇の道」

「ドライブ・マイ・カー」的演出をまだ理解していない。
あのじっとりとした不気味さがなかった。
ラストカットの目だけは良かったが。
リメイク前の方を見たい。

2026年3月7日土曜日

人形浄瑠璃「曽根崎心中」~天満屋の段~

昭和のテレビ放映。

絶望的に何言ってるかわからない。
敷居高すぎる。
現代語訳されてるほう見よ。

三味線のコード進行をいつかちゃんと調べる。

「ブラウン・バニー」

二度目の鑑賞。
良い映画だった。「断絶」の系譜なのか。
ギャロの作る絵とクロエ・セヴェニーだけでずっと見ていられる。
でもボーリング場のクリスティーナ・リッチがやっぱり一番。

映画史に残る賢者タイム。そして素晴らしい終わり方。