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2018年7月1日日曜日

「スワン666」(演劇)

飴屋さんの新作。
相変わらず全ての事情に感嘆するばかりなのですが、「ブルーシート」が一番良かったな。

2017年10月9日月曜日

「を待ちながら」(演劇)

「コルバントントリ」以来の飴屋法水×山下澄人。

これまで自分が観た作品に比べ、幾分かキャッチーな印象。
内臓を垂れ流しながら一輪車に乗っている小学生のせいだろう。

オープニングの役者が演じている、という前提の演出が印象的。
あと、とても素晴らしい台詞があった。
夜空に光る星を見上げながら、「あれは大きな棺桶の蓋なんだ」と呟くシーン…。
素晴らしい!
今年の言いたくなる台詞No.1!!

2016年8月10日水曜日

「   」(演劇)

飴屋法水さんの新作。
本谷有希子さんという、芥川賞を最近取られた作家さんとの共作。

本谷さんの子供に対する思い…一部自意識強めな表現に、これ大丈夫かしらと持っていたら、後半怒涛の飴屋さんのターンで最高のカタルシス!
と書いていて思ったけど、これ「シン・ゴジラ」と同じ構図じゃないか!違うか!
表層的で詩的な表現(と自分には感じられた)VS白痴を装った風にまでとれる言葉の暴力!最高!

今回の飴屋さんはぼそぼそ喋るんじゃなくてひたすら大声で喋り散らしていたことや、ドイツ人の喋り方などで、とてもメルヘンで寓話的に感じられた。
言葉を埋める行為もしかり。
あと我が子の命を外人に預ける演出は素晴らしかった。
映画じゃなかなか難しいな。

言っても本谷さんの本は読んだことないし、飴屋さんの舞台はまだ3回目なので、二人の作風を分かりきっていない部分はある。
自分は飴屋さんの作品では「ブルーシート」が一番良かった。

パンフレット(一枚のA4の紙)に本谷さんは”言い出しっぺ”と併記されていた。
これがとてもヒントになっているのかもしれない。

2015年11月16日月曜日

「ブルーシート」(演劇)

前回書いた「コルバトントリ」の演出家、飴屋法水氏の演出による震災で生き残ったいわき市の高校生たちの演劇。
あれから数年経ち彼らも大人になっていたが、当時のままのキャストで。

数年前、ある若手現代美術家の方と、「震災」というテーマについて議論したことがある。
彼は「震災前の表現」と、「震災後の表現」は必ずしも何かが違っている、という意見だったのですが、自分にとって震災はそこまで大きいものではなく、そこが論争の的だった。
今回の「ブルーシート」は正にその「震災」がテーマ。
自分はその意見を変えるつもりはないし、今回の観劇にあたってそのテーマを半ば無視して観た。
ただそのドキュメンタリー要素はあるので、その点はふまえつつ。
(2013年、いわき市で行われた初演だったらもっと重点を置いていただろうが、今回は数年経ち、池袋の廃校での公演だったのでその観方も許されると思う。)

恐ろしい演出力を目の当たりにした。
最初の点呼の演出から鳥肌が止まらなかった。
これは正直、同系列に並べるのはどうかと思うが、「崖の上のポニョ」を観たときの感覚に近かった。
天才と呼びたくなる演出によって、なにか底知れぬものに感性が触れてしまう感じ。
そんなものをオープニングで見せつけられ、演劇の力を思い知らされた。
最後のあの叫びも勿論素晴らしかったけど、オープニングの静かな恐怖のほうが数倍力があったように思う。

書きたいことはまだありますが、シナリオを買ったので、読んで咀嚼しようと思います。
「コルバトントリ」で受けた印象の良い部分だけ増幅させてくれた演劇だった。
本人が出てこなかったところも大きいが。

一緒にいった方は三回目の観劇だったのですが、目を真っ赤にして泣いていた。
12月にまたあるらしいのでもっかい行きたい。

2015年4月5日日曜日

「コルバトントリ」(演劇)

演劇を書くのは初めてですが、本日の観劇について記録したいと思ったので。
画像は関係者の方のTwitterから拝借。

演出は飴屋法水さん。
その界隈ではとても有名な方らしい。
その方の手法として、演劇を通して自己・または大きく人間、その他様々もの…の存在の所以を”描こうとして”いる、方、なのか?
その辺は初ということで私の口から説明しきれないのですが。

おそらく原作に書かれているであろう子供二人のやり取りの合間に、原作者が役者として登場し、途中演出家がインタビューしてきてこの作品の本質を暴き出そうとする。
こういう演劇は話にしか聞いていなかったので、とてもとても面白かった。
ただ、今回に関して言えば、演出者という神が、とても傲慢に見えてしまった。
この作品を教えてくれた方に聞くと、前回は演出者本人を暴き出すものであったそうで、そちらも観たかった。

時間的な問題なのか、アトリエの周りはシャッター街。
すごいのは、背景がそれ。
帰宅途中のサラリーマンやOL、近所のおっさんや家族が通る通る。
現実が舞台なのか、舞台に現実が入り込んでしまったのか。
映画とはまた違った現実と物語の境界線の壊し方にはっとさせられた。

原作買おうと思ったけど売り切れていた。残念。
ここで買わなかったら今後も買うことはないと思うので、とても大きな何かを逃したのかもしれない。
逃していないのかもしれない。

今回演劇について初めて書いたので、いつかもう一度「第三の証言」を観て、感想を書きたい。

7/20追記:
原作を読んだ。
かなり脚色していると思われる。
両方、構成を理解しようとするとかなり難しいので、雰囲気を味わうので精一杯だった。
ラストは言いようものない鳥肌が立った。