2014年5月21日水曜日

「甘い鞭」

去年の最高傑作。
ブルーレイを買う余裕が無いのでとりあえずDVDを借りた。

前半と後半の温度差が激しい。
後半の怒濤の面白さ、美しさはなんなんだろう。

先日、アンディ・ウォーホル展に行ったとき、生と死を象徴する二枚の絵が一つの作品として飾られていた。
どちらか一つではなく、その二枚を同時に視る事で、完全に傍観者になれる…とかなんとか。
それと比較してみるとこの映画のラストは、血やらSMプレイやら殺人やらの”フィクション映画”として観ていたはずが、最後の最後で突然”映画の世界”と”それを観ている自分の世界”との境界線を見失ってしまう、ウォーホルと真逆の体験だったのではないかと。
というわけで、あの素晴らしいラストは現代アートだ!
流石やな。

どうでもいいけど毎回あの「踊りませんか?」という名言には寒イボが立つ。

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