2011年7月31日日曜日

「狂ったバカンス」


最近はまっているカトリーヌ・スパーク主演作。

この映画はえぐい。
おっさんが十代のいわゆる不良たちの内の一人、15歳の少女に恋をして、もうめちゃくちゃにされる映画。
オヤジ狩りもいいとこ。
貢がせれ、身包み剥がされ、恥をさらされ、真剣な告白でさえみんなの見世物にされる…。
もう見てていたたまれなかった。

「女性上位時代」では大人な面もあったけど、そのかけらも見せない純粋すぎるビッチだった。
そしてあのラストはえぐすぎる。
ハッピーエンドかと思ったら、「夏も終わりね…」って!

すべての男性に見てほしい映画。

「ザ・タウン」


監督がベン・アフレックと聞いて心配になるのは自分だけではないはず。
隣人の強い勧めで見た。

銀行強盗が人質に恋をする…と言うもの。
主演でもあるベン・アフレックが恋する女のいるコインランドリーへ行った瞬間、きもっ!って叫んでしまった。
人質にとってトラウマにさせといてなんちゅー男や!と憤慨していたらどんどん面白くなって見入ってしまった。
目新しさは無いんだけど、丁寧に作ってあるから良かった。

後半の銃撃戦良かった。

その後、恋人とどうなるのか、という展開。
ハラハラしただけに、そこで何か一つ監督のオナニーを見たかった気もする。
でも申し分ないです。

2011年7月29日金曜日

「トランスフォーマー 3D ark side moon」


 
劇場:バルト9

見たのは2D。
ふと今日やっていると知って見に行った。

すごい良かったのが、ロボットが前より見えやすくなってた。
ごちゃごちゃしてるんだけど、前と比べて背景より際立っているように思えた。
良い意味で玩具っぽいというか。
だから戦闘シーンもどう動いているのか分かりやすかったように思う。

ピンクフロイドの名前出てきて、やっぱタイトル気にしてるのかって思った。

あと劇中に出で来たアポロの宇宙飛行士、オルドリン。
あれ本人じゃないの!?
「おえっ」って言ってしまった。
そっくりさんなのだろうか。

あとジョン・マルコビッチが出てきた。
結局ちょっとイカれた役させられていた。

もう一人、「ハング・オーバー」に出てた中国人?アジア人が出てた。
相変わらずクソつまらなかった。

と、前半はファンサービスや発見も多く、色々楽しめる。

んで後半、ショックウェーブ、あいつはやばい。
長い。
ビルに撒きついて締め上げる。
こんなやつどうやって倒すんだ!?と思ったらあっさり首切られてた。
盛り上げるのは上手いんだけど、なんか納得いかない。

あとなんか地球にでっかい惑星接近してたけど、よくわかんないうちに消えてった。


全体的にこんな感じ。一つ一つは面白いんだけど、総括してみると面白くない気がする…。
編集もなんか酷かったし。
下ネタも相変わらず笑えないし。
あのお母さん大変だとおもう。またこのキャラやるか…、って。

あと挿入曲がダサすぎる。
なんかそこだけ十年位前の映画見てる気になった。
アイドルグループかなんか知らないけど、結局日本と変わらないんだなって思った。

個人的には今までと同じか、それ以下だった。
でも映像は凄かった。
こんな才能と技術あふれる人たちの集まりなんだからもっと完成度を上げれるはずなのに…。
自主映画から出てきたピーター・ジャクソンにはなれないのか。

2011年7月27日水曜日

「鉄男 THE BULLET MAN」


そういや書くの忘れていたよう。

オリジナルの「鉄男」のエネルギーをもう忘れてしまったので、この作品ですら十分過ぎるエネルギーを感じた。
塚本さんはまだ怒り狂っているんですね。

ロボットがミサイル撃つ映画も良いけど、この映画でブラック・サバスに鉄筋とかだけで演奏した「アイアンマン」を流してほしい。
映画関係ないけど、高校のときトニー・アイオミはこんな音出すのに自分が愛用しているのと同じ細い弦を使っていると知ってファンになり、必死で耳コピした思い出のある曲。
それにしてもオジーイケメンやな。

「ラブ・ハンター 恋の狩人」


田中真理さんにはまり鑑賞。
と思ったら、おばさんの濡れ場ばっかり。
おい!

後半のお約束、過激な復讐シーンを乱交として描くのは良かった。
結局ナイフで刺して復讐…とかいう展開が多い中、ポルノ映画はこうやって復讐するんだ!って言われているような気がした。
多分見当違いでしょう。

そしてラスト、あの音楽に合わせて悲しすぎる表情を見せる彼女に泣いた。

最近女優のことしか書いていないような気がする。

「紳士は金髪がお好き」


記憶にほとんど無いのですが、多分昔見たのはこれだったのでしょう。

ビッチだった。
天然過ぎるほどのビッチ。
もう仕方ないのか…。
「お金が無いと愛し合うことに集中できないわ!」という悲痛な叫びも彼女が言うならまた事実になるのでしょう。

自分がよく効くマリリン・モンローのレコードの選曲はほとんどこの映画の曲だった。
だから「When I fall in love」がいつ流れるのかとわくわくしたが結局流れなかった。
残念。
この曲をマリリン・モンローが歌っているのを聴いたとき、こんなに甘いラブソングがあるのか!と涙を流したものです。

「リピーター 許されざるもの」


クロエ・モレッツがいきなり初潮を迎えるオープニングでファンサービスはばっちり。
でも後半ついていけなくなった。

まあ日本の表紙は売れたから彼女にしたんだろうし仕方ない。
それにしてもメキシコって怖い所やなー。

2011年7月26日火曜日

「塔の上のラプンツェル」


早速借りてきた。
意外と面白かったので。

後半、あの光を結構早めに見てしまうのだけど、最後の最後に来てほしかった。
何はともあれ良い映画。

でもラセターだけは許さない。

「女番長 ゲリラ」


女番長シリーズ。
もはや何作目なのかわからない。
でもなじみの方々が出ているので5とか6なのだろう。

今回はメインが杉本美樹だった。
池さんもでてくるけど特別出演みたいな感じ。
あと演出が下品になってた。
今までは良い意味で下品だったけど、今回は悪い意味で。
監督変わってないっぽいけどなんでだろう。
京都編だからか?
ちょっとショックだった。

2011年7月17日日曜日

「コクリコ坂から」

劇場:バルト9

聞いて誰もが吐き気を催す宮崎五郎の新作。

決して「ゲド戦記」と比べたら…、ではなく純粋に楽しめた。
どこまでが五郎の力かわからないけど。

脇を固めるキャラクターや、高校生の恋愛や、あの時代の雰囲気や、思い出すと幸せになれる映画。
自分はその時代を生きていないけど、そういう時代の映画が好きなので尚のこと楽しめた。

演出がジブリっぽくなかった。
それがもし監督の力ならどんどん取り入れていいんじゃないかと思った。
いつまでも駿大先生がいるわけじゃないんだし。

原作もあるから的外れかもしれないけど、宮崎駿の「サマーウォーズ」に対する返答…だと思いたい。
個人的に大嫌いなので。
主人公の住む家とか、誰が世界を変えるかとか。

ここ数年の駿監督以外のジブリ映画の中では予想外にいい映画だった。

2011年7月15日金曜日

「カナリア」


塩田監督は高校時代大ファンで、内容と共に絶対に見たい作品だったのですが、近所のレンタル屋でいくら探しても無くて時とともにその存在を忘れていた作品。

ふらりと行った近所のレンタル屋で見つけてしまい見た。

とんでもない傑作だった。
あるカルト宗教団体から逃げる男の子と、その途中で出会った女の子の逃避行。
やっぱり演出力と言うのでしょうか。面白すぎる。
あと谷村みずきが上手すぎる。

後半、母の死を知り打ちひしがれる主人公に谷村みずきが言う台詞、
そこから「銀色の道」とともに雨の中歩きだす彼女のシーンは素晴らしかった。

エンディングの「自問自答」は笑ってしまったけど。

「月光の囁き」を見たくなった。

「女番長 タイマン勝負」


池玲子さんのシリーズ第六作。
なぜか順不同に見ている。

とりあえず面白い。
容赦も無い。
やめられない。

2011年7月11日月曜日

「レニングラードカーボーイズ モーゼに会う」


深夜にやっていた「~ゴーアメリカ」に魅せられて約十年越しの鑑賞。
溜まりに溜まった期待が大きすぎたのか、全然楽しめなかった。
要所要所は笑ったんだけど。

ただ水の上を歩くモーゼは最高だった。

「~ゴーアメリカ」のポーリュシカ・ポーレは素晴らしすぎる。
このシーン見ると今でも胸が躍る。

2011年7月10日日曜日

「深夜の告白」

そういえば昔ラジオのコーナーで「深夜の告白」ってあった。
どうでもいいのですが。

ビリー・ワイルダーって凄い。
ノワール面白いしコメディ面白いし。

この映画のオープニングはいきなり犯人は俺だって始まるけど、「サンセット大通り」も似たような感じだった。
よほどストーリーや展開に自信ないとこの始め方は出来ないと思った。

そういえば「サンセット大通り」に通じる「バートンフィンク」のジョン・グッドマンも保険屋だった。
どうでもいいのですが。

凄い人だぜまったく。

2011年7月9日土曜日

「八月の濡れた砂」


そういえば藤田敏八監督は日活だった。
日活はこの作品以後ロマンポルノへ移行したらしい。

藤田監督作品は最後の最後におぉ、と言わせられる。
これもしかり。
でも秋吉久美子出ていないとテンションあがらないのもまた事実。

「夜汽車の女」


普段気付くと東映作品ばかり見ているのですが、今日は日活。
田中真理さんめっちゃ綺麗だった。

ストーリーが「おろち」と被った。どっちかっていうと映画版。
姉妹で、一人の男を取り合って、召使がいて、片方は血が繋がってない…。

「火星の女」といい後半、復讐劇になると急に変なことしだすから面白い。
ストップモーションで漫画みたいにピカピカーって。
素晴らしい。
面白かった。

2011年7月1日金曜日

「スーパー8」


劇場:バルト9

やっと見た。
と言うか劇場に足を運んだ。

前半、少年たちの映画撮影シーンはわくわくした。
妙に上手い演技をされてぽかーんてしたり、電車が来ると「リアリティがあがる!」と言って急いで本番の準備をしたり。
あるよね、って心地よかった。

で電車事故。
んなばかな、と言うくらい派手なシーンで凄かった。
もしかしてあのCM映像は全く本編にはないのか?
ほんと金のかけ方が凄い。
広告料と考えたらまだましなのか。

で、中盤。
なかなか怪物が姿を現さない。
というか「クローバーフィールド」しか思い浮かばない。
…とか考えているうちに、寝てた。
気付いたらエンドロール。
酒飲み過ぎた。
なんか8ミリ映像流れてたけど結末見てないしもういいやと思って出た。

全部見ていないからなんとも言えないけど、駄作の匂いが…。
バイト中散々期待を煽ってくれたハードロックトレーラーのせいでSF超大作かと期待していたのになんか肩透かしを食らった気分。
子供たちのドラマにしてもなんか煮え切らない。
ビデオでたらもっかいちゃんと見よう。