劇場:銀座シネスイッチ
別にダーレン先生が「人生を変える映画だ!」って言ったところでもう流される歳でもないし、金獅子賞をとったからといって素晴らしい映画だと決めつけることもしません。
ただこれは2012年最高傑作でございました。
そりゃ自分はストーリーなんてついていけなかったし、哲学的な部分には触れてもいないんでしょう。
それでも2010年の「エンター・ザ・ボイド」のように、2011年の「ブラック・スワン」のように、この映画を観なければ触れることの無かったであろう感性というか衝撃があった。
あの日光に飛びかけた少女のアップは涙が出そうだったし、陰毛に顔を埋める青い映像、その後ろからゆっくりと近づいてくる死神たちのシーンはまるで「ノスフェラトゥ」のようだった。
川にぽちょーん!は卑怯すぎるし。
原作は自我も確立してないような高校時代に読んだので何にも覚えてないので、メフィストフェレスと呼ばれないあいつが悪魔なんて途中まで気づきもしなかったけどそんなことどうでもいいんです。
この完成度は人知を超えている。
魂の開放だ!!
ブルーレイ早く出ろ!
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