2010年12月5日日曜日

「白いリボン」

劇場:テアトル銀座
時間:夕方
人数:満席


久々に映画館で鑑賞。
公開日、ふらーと行ったら満席だったので、今日の分の一番いい席を買っておいた。
因みにハネケは「ファニーゲーム」「ファニーゲームUS」「隠された記憶」「ピアニスト」と、最近のやつしか見ていない。

第一次世界大戦寸前のドイツのある村、一つの事件をきっかけに次々と事件が起きていく。
この辺はなんとも「ベルクマイスター・ハーモニー」のようで、村自体がどんどん不穏に包まれていく。
根本的に違うのは、「ベルクマイスター」ではその原因が鯨だったけども、「白いリボン」ではその村の、と言うか、当時の教育により子供達が…みたいなこと。
その点テーマの、”人間に潜む闇”的なものは内部に原因があることでより際立っていた。

「隠された記憶」と同様犯人探しは放置プレイで、で戦争が始まりましたとさ、ってあっさりかたずけられた。
なんというか、意外とあっさりしていた。

とりあえず良かったのはクララ萌え。
あの死んだ目と妙に大人びた雰囲気の少女が鳥を殺すシーンはフェチズムを感じた。

あと現代のモノクロの映画って音だけ妙に綺麗だから変な気分になる。

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