2016年1月26日火曜日

「「もののけ姫」はこうして生まれた。」

ポニョと比べるとものすごいしっかりと出来ていた。
こちらはちゃんと制作過程をマーケティング部分まで含め丁寧に描いてくれている。

面白いんだけど、ポニョの方が好き。

「ポニョはこうして生まれた。 〜宮崎駿の思考過程〜」

ナレーターはアレだけど、だらだらと宮崎駿大先生のお言葉をいただける貴重なドキュメンタリー。
めちゃくちゃ面白い。
流していると自分まで頭良くなった気がする。

2016年1月9日土曜日

「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

劇場:バルト9

今年一発目の劇場鑑賞はこれ!
スター・ウォーズシリーズは(とても控えめな)ファンなだけど、J・J・エイブラムス監督作品に全く好きな作品がないので、期待と不安の鑑賞。

感想は…「スター・ウォーズ」としては最高だった!
伏線とかオマージュがいっぱい!
というかそもそもストーリーがエピソード4!
カイロ・レンが中二病だったり、フィンがゆとりっぽかったりしたのも良かった。
てかレイは誰の子供なんだ!
ルークか?ルークなのか!?
レイとカイロ・レンの雪山の対決で、地面がぱっくり割れてライトサイドとダークサイドに別れた二人を象徴するシーンに涙が出そうになった。
これが親心か…。
最高にワクワクしたし、口をぱっくり開ける展開が随所に盛り込まれていて最高だった。

ただ…

それでいいのか…?
誰かがめちゃくちゃ完成度の高い同人誌。と言っていたのですが、まさにその表現がぴったりだなと。
「スター・ウォーズの物語」としては100 点満点だし、それを提供してくれた製作陣も素晴らしいけど、「スター・ウォーズ」としてはやっぱりルーカス版が観たかった。
足元を見られた感が半端ない。

てか一つだけ許せないのは、最後の空撮なんやねん!
なんであんなカット入れてん!
絶対あかんやん!
最後の最後に興醒めだわ!
背景が完全に地球なだけに火サスにしか見えなかった。

2016年1月2日土曜日

2015 劇場鑑賞作品ベスト5

新年明けましておめでとうございます。
去年の総括。

ひどく劇場で観れていない年でした。
その数9本!
しかも4本は再上映なので、新作は5本です。
もうめんどくさいので、新旧問わずベスト9で。

1「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

唯一2回見た去年の最高傑作。
そりゃみんな一位だわ!
趣味、趣向を通り越して最高のエンタメを提供してくれたジョージ・ミラーに感謝!

2「フルスタリョフ、車を!」

ゲルマン特集にて。
やっと観れたタイトルがかっこいい映画群の一つ。
自分の理解できないところで転がっていく物語や演出たち。
ロシア映画の中毒性が詰め込まれた映画だった。
ただもう一回観ろ言われたら心構えが必要。

3「神々のたそがれ」

ゲルマン新作。
ワンカットワンカットの圧倒的な絵の暴力にひたすら殴られ続ける三時間。
ただ、自分の期待と違った作品であったのも事実。
キャッチコピーがムカつく。
てか今アップリンクでやってるのか。

4「トライブ」

この辺までは真面目に劇場へ行こうとしていたのにな…。
良くも悪くも期待を裏切られた映画。
最後の最後で、観方を間違った!と後悔した。

5「ワイルドスピード SKY MISSION」

さようなら主演の人。
映画の最後に出る「みんな安全運転しろよ!」というコピーを身体を張って教えてくれた人だった。
かっこよすぎるぜ!

6「戦争のない20日間」

ゲルマン特集にて。
「フルスタリョフ、車を!」「神々のたそがれ」に比べるととても普通の印象。
走ってくる女の子はとても印象に残った。

7「道中の点検」

ゲルマン特集にて。
正直あんまり記憶にない。


8「わが友イワン・ラプシン」

ゲルマン特集にて。
正直あんまり記憶にない。


9「ハッピーランディング」

失礼ながら最下位に入れさせていただきます。
これはあかん!
これはあかんでー!



ただ、家で鑑賞したものには忘れられないものが多い。

「アンダーグラウンド」で狂気の演出を目の当たりにし、
「野いちご」で老人の夢に入り込み、
「裸のランチ」でバッドトリップし、
「ドグラ・マグラ」でさらに戻ってくれなくなり、
「動くな、死ね、甦れ!」で童心に戻り、
「ソロモンの偽証 前篇・事件」で日本映画も捨てたもんじゃないなと思い、
「去年マリエンバートで」爆睡し、
「アポロンの地獄」で神話を旅し、
「薬指の標本」で深夜映画感の素晴らしさを思い出し、
「キングスマン」で大爆笑し、
「エル・スール」で大人のファンタジーに陶酔した。

なかなかいい年だった!