2019年6月21日金曜日

「ハウス・ジャック・ビルド」

劇場:バルト9

夜中とはいえ始まって一週間も経っていないのに客は10人程度。
大丈夫かこれ、と思っていたけど予想以上の大傑作でございました!!

死体を一気に車で引きずるところで大爆発し、なんでトリアーは良くも悪くもこうなってしまったのだろうと考えていたところ、ちらちらと匂わせる会話にかすかな絶望という希望を抱きつつ、予想通りの◯◯の家でほら見たことかと憤死しかけたところ、まさかのウェルギリウス登場でこっちは天にも上る気分でございました!
巡るのは地獄!こっちは天国!

そこからはもう羨ましいやらかっこいいやらで、完璧に作り込まれた映像とドキュメンタリー映像とスタジオセットが入り乱れ、でもジャックは絶対に天国いけないしどうすんのよこれ!と思っていたら唐突なあのラスト!!
だから言ったやん!二つ上で済んでたのに!

古典文学すら一発ギャグ扱いにしてしまうトリアー監督に、タル・ベーラもびっくりのポップなアンチクライスト精神を見ることができ、わたくしのここ数日の鬱は吹っ飛びました!
ありがとうトリアー!!
映画って素晴らしい!!

0 件のコメント:

コメントを投稿