2008年7月29日火曜日

「アポカリプト」

「紀元前一万年」と同じく、どうしようもない大作だと思っていたらやっぱりメル・ギブソン、狂ってました。
なんであんな残酷描写が好きなんだろう。
「ブレイブハート」も「パッション」もエグかったけど、これもなかなか…。
あの人は気が触れてるとしか思えない。

「バベル」

久しぶりに凄い映画を見た。
こんだけ神経を逆撫でし続けてくる映画も久しぶり。
泣いてしまいそうになったからいっそのこと泣いてやれ、と思ったのだが結局涙は出なかった。
いや、そんなことはどうでもよく素晴しい映画。
見てよかった。

2008年7月28日月曜日

「はっこう」

2006年度かな、のPFFのグランプリ。

何の予備知識もなかったので以外と楽しめた。
これ次のシナリオとかぶってるんじゃないかと思いひやひやしながらラストを待ったけど違っていたようで安心。
ラストで笑ってしまった。
主人公の主婦の一言。
「喋れたね」

「うつつ」

夜中にやっていたので見なければと思い。

出てる女優さんが大好きな映画。
大塚寧々と小島聖がいい。
三回目くらいなのに、こんな話だっけ?と思った。
自分の中で日本映画の上位に入る笑う蛙でも大塚寧々脱いでたけどこの人って脱ぎ女優なのでしょうか。
だとしたらショック。

2008年7月27日日曜日

「ボラッド」

面白く無さ過ぎて途中で止めた。
人種差別とか下ネタとかやるんだったらもっと開き直ってほしい。

「テネイシャスD ~運命のピックを探せ!~」

ジャック・ブラック先生の新作!

期待してた割にはつまんなかったけど、宣伝とかメディア露出の少なさとかいったらこんなもんなのね。
「スクールオブロック」で全部出し切っちゃたのでしょうか。
でも前に比べたらかなり大人向けな馬鹿ロック映画だった。
JBの趣味映画。
笑えた。

2008年7月26日土曜日

「シド・アンド・ナンシー」

やっと見ました。

ほぼ十年越し…。
後半につれて監督のオナニーが見えてきて(例えば大量のゴミが落ちてくる中、スローモーションでキスするとか)この二人はもっと荒っぽく撮ったほうが自分は感動できるのになーとか思いつつ、でも面白かった。
マルコムとジョニーロットンに笑ってしまった。

編集室でピストルズ口ずさんでたら編集さんに怒られました。
「もういい大人なんだから」と。

「ハプニング」

期待通りでした。

見終わってすぐは興奮しすぎて「シャマランはもうシナリオと演出はしないでほしい」とかずっと思っていたのですが、今は少し落ち着いて「面白くなかった」で済ませれるようになってきました。

ちらほら見える演出、がかくの中の人間の配置…学生映画やん!…と。
まあ素人が言うのもあれなんですが。

出てくる女の子が友達の彼女にそっくりで、歩き方までそっくりで爆笑しそうになった。
シャマランにとっては異色な、実験的映画じゃないかと…まあいいや。

2008年7月23日水曜日

「ワン・ミス・コール」

期待通りの一品でした。

日本人は原作知ってる分不利だと思う。
あれ以上のもの求めちゃうから。
最初十分見逃したのですが別に気にならないくらい面白くなかった。
ラストも日本のと全然違うし。
おかげで原作が見たくなり借りてきました。

これよりポニョのほうが断然ホラーです。

2008年7月21日月曜日

「スターシップ・トゥルーパーズ3」

大傑作です。
突っ込むところしかなく笑いっぱなし。
お偉いさんはなんと歌手で「今日は死に日和」という歌を明るく歌ってくれます。
スターウォーズ並みにでかい話しなのに、なぜか人間の武器はしょぼい。
この状況でその会話するか、ってのがいくつもあり、数秒後にはほら言わんこっちゃない。
でも相変らずロマンだけは他に負けない映画。
最後のキスシーンは映画史に残ると思います。

2008年7月20日日曜日

「崖の上のポニョ」

嘘臭いし、ネタバレもるし、あくまでも個人の意見なので興味ない方はスルーしてください。


今日見た映画は、映画館で見た映画の中で、いや今まで観賞した中で、「あぁこの人は本当に狂ってるんだなぁ」と初めて確信した映画でした。
いい意味か悪い意味か、自分でもわかりませんが、上映開始数分で「この人は本当に天才だなぁ」と思い、それが徐々に気持ち悪さに繋がって、鳥肌が全身を占領して、吐き気がして、目が痛くなって、泣きそうになりました。

信じられないかも知れませんが、その映画は「ポニョ」です。
純粋すぎるほど純粋な演出に天才にしか思いつかない映像表現が被さって、最初数分は圧倒されていました。凄すぎて感動していると、今度はその素晴しい映像の中にチラッと気持ち悪い描写が入ってきて、あれ、なんか変だぞ、と思うと、あっと言う間に身体中鳥肌が立って、でも目はスクリーンから離れなくて、頭が可笑しくなりそうな感じがして、映画を見るというより、飲み込まれていました。
気持ち悪い描写というのは主にポニョの動き?変身?なのですが、これがぼくの気持ち悪いつぼにどんぴしゃはまってしまい、見たくないけどでもつぼなので見ていたい…よくわからない状況に陥ってしまい混乱しました。

後半少し落ち着いてきて、普通のジブリにやっと戻ってくれた…と思ったのですが、やっぱりただでは終わりませんでした。
真っ暗なトンネルをソウスケとポニョが歩くシーンがあるのですが、「あぁこうなるんだろうなぁ…」と分かって覚悟していたにも関わらず、案の定予想通りの絵になり、また吐き気がして、悪夢になって出てきそうなくらいトラウマな映像で、もうやめてくれと思いながらも見るしかない、といった感じでした。
映画の八割は呆然とただ見つめるしか出来ない状態で、ずっと頭の中で「宮崎駿は天才で、でも天才だからこそ、これだけ純粋なものを描いても狂気が付きまとっていて、時々その狂気が顔を見せるんだ…」と繰り返し繰り返しつぶやいていました。
無論ポニョ以外にも気持ち悪い箇所はいくつかあったのですが、ポニョというキャラクターがずば抜けて純粋なために、その気持ち悪さ、というかもう狂気、が目立っていました。
後半少し勢いは落ちたけど、そんなことがどうでもよくなるくらい、リンチ先生より悪夢な映画でした。

上映後、運転を後輩に頼んだぐらい魂がどっかに行ってしまっていました。

それらを含め、傑作には間違いありません。
でも子供は泣くと思います。
この映画はいい映画だ、とか言ってるやつは信用できません。
トラウマです。

そこまで感動(いろんな意味で)させてくれた、ということで、今年の一位は間違いないと思います。
あくまでも個人の意見ですが。