2013年4月17日水曜日

「キャビン」

劇場:シネマカリテ

最近は映画熱も復活し、ちょいちょい見るようになりました。
そしてカリテばっかり行ってる気がする。

定石の展開を逆手にとって、実は全部…。

その仕掛ける側の設定がいまいち曖昧だったきはするけど、いっぱい笑った。
特にスピーカーやらウォッカやら半魚人やら…。

怪物たちは一体どういう基準で出てきたんだろう。
半魚人みたいなオーソドックスな怪獣なら、わかりやすいフランケンシュタインとかドラキュラ(コウモリのは出てきたけど)とか出てきて欲しいし、パロディならブギーマンとかスクリームのやつとか…。
一瞬双子の女の子が見えたけど、「シャイニング」っぽかったし。

シリーズ化されてもっと面白くなってほしい。

あと日本支部にめちゃくちゃ笑った。

2013年4月16日火曜日

「バニシング・ポイント」

そういや前に見て、感想書いていなかった。
あれです、多分面白かったような気がする。

裸のねーちゃんがバイクに乗っているシーンで、なんかアメリカってほんと馬鹿だなーって思った。

「桐島、部活やめるってよ」

惜しくも映画館で見れなかった。
まだやってるみたいだけど。

「1980」の映画研究部はなんかちゃんと撮れてなかっただかで最後踊りまくってたけど、それよりこっちの映画の中でみんな踊りまくってるほうがよかった。

ラストのファム・ファタールがゾンビに食い千切られ、カメラを覗きながらの絶叫する神木君。
あの瞬間は監督なら誰もが憧れる一瞬だと思う。
「スーパー8」のエル・ファニングのようで美しかった。

前野さんのゾンビ、面白かった。

「ホーリーモーターズ」

劇場:シネマカリテ

約二ヶ月ぶりの映画館。
カラックスの新作。
「ファウスト」のキャッチコピーが「人生は壮大なミステリー」なら、これは「人生は壮大な茶番劇」でしょうか。

前半部はおもしろすぎてこりゃ今年のベストかしらと思っていたらどんどんつまらなくなっていった。
というか後半部は説教がわかり易すぎて、これはどういう意味なんだろう、って考えなくてもよくなってしまった。
あと、素晴らしいギャグセンスが散りばめられてるのに、映画館の空調の音が聞こえてくるほど映画館が静まり返っていた。

メルドはめちゃくちゃおもしろかったし、アコーディオンのシーンは最高だった。
でも彼のラストの仕事のお陰で、この映画のイメージが「アルタード・ステイツ」になってしまった。

親子の会話、
「どうして嘘をつくんだ」
「だってそのほうが幸せだもの」
ってのが良かった。

もっともっと老人の妄言を吐き出して、宮崎駿総裁みたいに美しい映画をとっていただきたい。
と言っても一貫して言えるのは、「汚れた血」以外好きになれない。