2017年1月22日日曜日

「ゼイリブ」

カーペンターの代表作。
痛烈な社会批判とバカでもわかった。

もっとグロくてSFで刺激的だと思っていたら、以外とストーリー展開が丁寧でいい意味で拍子抜けした。
ラストの緩さがまたいい。

2017年1月21日土曜日

「雌猫たち」

劇場:新宿武蔵野館

初白石監督。
ロマンポルノリブートの、三作目。

「風に濡れた女」を見逃してしまったので、「ジムノペディに乱れる」としか対比できないが、今回はラストのみとても良かった。

演出は、とても上手い人なんだろうと思う。
いい加減「凶悪」を見なきゃ。

「ザ・タウン」

こんな映画あったなーと思い出し、鑑賞。

さらっと見るには丁度良い、悪い映画。

「ネオン・デーモン」

劇場:TOHOシネマズ新宿

レフンの新作。
前作のイメージが良かっただけに、今回も期待を込めての鑑賞。

ホドロフスキーというより、リンチ的演出をとても感じた。
あの、何を考えているかわからない眼をした人たちの、無表情な会話が進行していく感じ。

女同士の妬み的なストーリーもドンピシャで、途中、カルト系魔女映画になってしまうのかとハラハラした。
ただあのラストは「ニンフォマニアック」を観た時の感想ととても似ていて、これをやるんじゃねーかと思ったら、本当にやられてしまう失望感があった。
小気味よく綺麗に落としこまれてしまい、物足りなさも感じてしまった。

何にせよ、「ドライブ」と「オンリー・ゴッド」の中間をいってくれたようで大満足でございます。
アーティストの写真集や、デザイン集にあるような一枚一枚の絵力に、殴られっぱなしの2時間だった。

2017年1月17日火曜日

「宇宙大怪獣ドゴラ」

水中で撮影したドゴラのクラゲのような動きがとても心地よい。
浮遊感はとても素晴らしいけど、まだまだ実験段階だったらしく、失敗作と記憶されているそう。

橋を壊すシーンに萌えた。

2017年1月13日金曜日

「GANTZ PERFECT ANSWER」

続いて後編。

なんなんだこのテンポの悪いアクションは…。
やってみました感しかない…。
電車に飛び込むシーンとか、もっとやりようあるだろ!と思った。
話もよくわかんねーし。

「GANTZ」

確か1は劇場で観たはず。
アクションシーンはやはり微妙。
演出も微妙。
いろいろと微妙。

もっと時間あれば作り込めるのかな…。
そういう問題じゃないのかな…。

2017年1月10日火曜日

「ゴジラvsメカゴジラ」

いつぶりだろうか …。
このポスターシリーズめちゃくちゃ懐かしい。
ベビーゴジラどう考えても小さすぎだろ…。

昔は93年版メカゴジラが好きだったが、今は73年版メカゴジラの方が好きだと気付いた。

ラドンが飛んだ後はビルが爆発していくのが意味なくかっこいい。

「東京島」

ラノベみたいな話だなと思ったら、実話を基にしているか。

男が書いた本ならもっと女は神格化されていたのかもしれないと思った。
それほどこの物語の主人公はとても人間的で醜かった。
男目線なだけかもしれないが。

「アナタハン」を観てみたいな。

「ひそひそ星」

再び園子温監督。
モノクロよりも、セピアの映像の方がデジタルに向いている気がした。
それくらい、映像が良かった。

あと、メカデザインがとても良かった。
コンセントいっぱいある感じとか、単三電池いっぱい入れる感じ。
宮崎駿監督の、「プロペラがいっぱいあれば飛べそうに見えるっしょ!」的なものを感じた。

とてもいい雰囲気の映画。
こっちの路線ももっと撮ってほしいな。

2017年1月9日月曜日

「新宿スワン」

「地獄でなぜ悪い」以降の園子温監督映画を全く観ていなかった。

主人公と山田孝之の関係性は正直どうでもよかった。
原作に忠実なのだろうが。

最後の山田孝之のクズ加減に爆笑した。
かっこええなー。

「アジアの逆襲 2005 REMIX LIVE VERSION」

石井聰亙監督初期作品。
彼と塚本晋也監督のDVDBOXを年一本くらいのペースで消化している。

低予算でここまでサイバーパンクできるのが凄い。
でも英語の字幕のみでよくわからなかった。
リミックス前はセリフやら歌やらがあったそうで、そっちが気になる。

それにしてもこの表紙は一体何なんだ!

2017年1月7日土曜日

「007 スペクター」

007シリーズ最新作。
前半の祭りは「イノセンス」を観た後だったのでショボく感じてしまった。

モニカ・ベルッチの老け具合に泣いた。

「イノセンス」

部分部分はよく流して見ていたが、通してちゃんと観るのは初めて。
高校の時雑誌で否定的な意見が目につき、結局観るのが30代になってしまった。

世界観、映像美、構図、セリフの引用…全て変態的に作り込まれていてとても美しい。
もう全てがとんでもなさすぎて、狂気に触れたかと思うほど。
一つのことに没頭し続けた人が到達できる領域なのか。

どうして実写はあんなに酷くなるのだろう。

2017年1月6日金曜日

「悶絶!!どんでん返し」

谷ナオミさんのロマンポルノ。
途中でてきたジャズバージョンの「あんたがたどこさ」で、二度目の鑑賞だったと気付き後悔。
でもオープニングの完璧なくだりに最後まで観てしまった。

途中死体を捨てる時の音楽がベルイマンみたいで鳥肌立った。
いちいち音楽が素晴らしい。

「誰もかまってくれない…」と言いながら、乳首にとまったハエで悶絶する姿に大爆笑した。
こういう演出はロマンポルノの醍醐味だな。

2017年1月4日水曜日

「スーサイド・スクワッド」

な、なんなんだこの映画…。
劇場行かなくてよかった…。

ハーレイ・クインちゃんはゲロマブだったんだけど、それ以外何も面白いとこがなかった…。

もっと均等に金使ってよ!
無敵の敵とかもういいから、シナリオにもっと金かけてよ!
ヒーローたちの個性もそろそろ見飽きてきたし、アクションも特筆することもないし…。
雑魚敵なんかもう布っきれ被ってるだけになっとるやん!

それよりバットマン何してんのよ…。
バットマンシリーズでもあんな地球壊れたことないよ?
悪役に任せっきりってまじ見損なったわ…。
なんやねんまじ!

「エクス・マキナ」

周りの半分以上の人たちが去年のベストにランクインさせていたので鑑賞…と、手探りの状態でしたが、監督の名前を見て衝撃を受けた。
アレックス・ガーランド…。
「ザ・ビーチ」「四次元立方体」の原作者やん!!
中学の時あなたの小説を繰り返し読んでおりました…。
懐かしゅうございます…。
映画監督になられていたのですね…!
胸が熱くなりました…。

世界観も物語もテーマもとても丁度よく、正直初監督作品とは思えないほど。
リドリー・スコットが撮ったと聞いても騙されそう。

使命と、好奇心と、そしてなんの躊躇いもない人間のような物体にゆっくり殺されることの悍ましさよ…。
その他にも、人間とAIの騙し合い、AIが人間になる瞬間、人間界に溶け込んだAIなど、演出、演技力が素晴らしかった。

ちょいちょい意味がわからないくだりがあったけど、そんなことはどうでもいい。
15年の月日を経て、再び出会えたことに感無量。
劇場行けばよかった…。

ガーランド監督!「ザ・ビーチ」は映画は大コケでしたが、原作は傑作でございました!
次回作期待しております!

追記:
今調べたら「サンシャイン2057」の脚本もやってるの!?
50回くらい観とるぞこれ。
どひゃー!!

2017年1月3日火曜日

「探偵物語」

ドラマ版とは繋がっていないのか。
薬師丸ひろ子かわいい…。

松田優作はもっととぼけた役だと思っていたけど、あまりそんな感じはしなかった。
ドラマの方なのかな。

「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」

酷い。
途中で違うことを始めてしまったので、また今度全部通して観よう。

2017年1月2日月曜日

「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」

騙された!これで終わりだと思っていたら、もう一つ本当のファイナルがあったとは…。
なので最後から二番目。

もはやレジスタンスが茶番にしか見えない。
原作もこんな感じなのだろうか。

でも彼との再会はちょっとテンション上がった。

「ハンガー・ゲーム2」

シリーズその2。

なんか突っ込むところが増えてきた…。
「バトル・ロワイヤル」同様、ゲーム性がなくなるとフツーのつまんないSFになる。

「ハンガー・ゲーム」

3を観るために鑑賞。

前回より楽しめた。

2016 劇場鑑賞作品ベスト5

2016総括!

前回も書いたけど、去年は「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に始まり、「ローグ・ ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で終わった。
ゴジラもあったし、良い年でございました。



今年のベスト5!

1「FAKE」

今年唯一、二回見た映画。
ラストのえも言えない、とても味わい深く、そして卑怯な一言は十代の時に見ていたら映画人生を左右されるほど重い一言になったと思う。
メディアに糾弾される人をスケープゴードに、擁護するふりをしながら違うベクトルで糾弾するというトリッキーな技が光る最高のエンターテイメント!

2「シン・ゴジラ」

新しいゴジラ・シリーズの幕開け!
口が割れたり、背中からビーム出したりと、驚きと恐怖をいっぱい与えてくれた。
そしてスーパーXの代わりに山手線が活躍するという、エヴァ的面白さも存分に味わえた!
次回作はあるのか!

3「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

ほらほらおまえらが観たいのはこれだろ?という製作側の意図に気付きつつも、まんまと引っかかって踊らされてしまう、素晴らしい映画だった。
展開や相関図にただならぬ意気込みを感じ、レイとカイロ・レンの戦いでは泣きそうになりました。
次が楽しみ!

4「エヴォリューション」

何と言ってもあの母と子の水中シーンが忘れられない。
よくあんなの思いついたな…。
悪夢巡りという原点に立ち返ることができた良い映画だった。

5「LOVE 3D」

前作と比べると雲泥の差でしたが、「この世は辛いんだよギャスパー…」と登場人物に言わせてしまう潔さに5 位に入れさせていただきます。
あと他の作品で入れたいのもないし。
そのうち見直します。



去年はこれだ!!という作品がなく、全体的に面白かった印象。
「君の名は。」も「ローグ・ワン」も面白かったし。
ソクーロフの新作がドキュメンタリーだったのはとても落胆したが。


DVDに関しては、
「リップヴァンウィンクルの花嫁」
「マジカル・ガール」
「草原の実験」
あたりが印象にのこっている。
十数年ぶりに「スーパーマリオ」も観れたし。
あとなんといっても、「ムカデ人間2」にど肝を抜かれた。
これぞカルト魂!



今年は未だに見れていないオリヴェイラの「神曲」を観るのが目標。
おそらく上映の目処はあるっぽいので、気長に発表を待ちます。

あと「ヒッチコック/トリュフォー」を、終わるまでにいけたらいいな。
今年もいっぱい映画を観れますように。