2011年10月31日月曜日

「太陽の下の18歳」

カトリーヌ・スパーク三作目。
紳士淑女たるものこうやってバカンスは過ごすんだ!っていう映画。

夜になるとホテル側の計らいで宝探しが始まり、男はそこにいる女を片っ端からナンパして女も片っ端からついていく。
で、宝探しが終わったらいきなり音楽がかかり、みんなツイストを踊りだす…。
なぜかわかんないけど鳥肌がずっと立ってった。

あと船長のキャラも良かった。
面白かった。

「ロスト・チルドレン」

ジュネ映画で見ていなかったうちの一つ。

世界観が素晴らしかった。
「デリカテッセン」はあまり好きではなかったのですが、これは楽しめました。
ジュネって聞くと、ああ中だるみする映画か、と一歩引いてしまうのですが、今回は最後まで見れたように思う。

素晴らしい美術だった。

日本で言うと中島哲也の「パコとなんとか」と世界観や演出が似ているのだろうか。
あの映画は胸糞悪いのですが、こっちは良かった。

「告白」と「アメリ」が見たくなった。

2011年10月12日水曜日

「黒薔薇昇天」

谷ナオミさんの映画はもしかしたら初めてじゃないでしょうか。
なぜかCDを持っていて歌声はよく知っているのですが。

とか思っていたら中盤デジャブを感じた。
見たことあるのだろうか。
まあ綺麗だからどっちでもいいのですが。

それにしてもこういう映画のゲリラ率は凄い。
通行人たちみんなカメラ目線なのにばんばん撮り続ける。
幼稚園児の行列の前で男女のからみ(濡れ場ではない)は素晴らしかった。
あと観覧車とか。
めっちゃ飛び降りようとしていたけどあれもゲリラなんだろうか。
やりかねないから怖い。

話は良くわからなかった。

こんな綺麗な人だったんだ。
もっと色々見よう。

「キラー・イン・サイド・ミー」

オープニングかっこよかった。
主人公の声が可愛かった。

久しぶりに殴るシーンで笑えなかった。

でも潜在的な狂気の物語が暴力だけで語られてもなんか味気ない。
「アメリカン・サイコ」のほうが好き。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

クローネンバーグの最近の作品。

「イースタン・プロミス」といい、 なんかあっさりな印象を受けた。
描写はエグめなんだけど。

「ヴィデオドローム」や「光る眼」、「イグジステンズ」方向のとんでもストーリーが見たい。

でもあれどっちなんだ?と見せかけての「フィラデルフィアで殺しときゃよかった…」には痺れた。

「レイチェルの結婚」

アン・ハサウェイ主演。
なんつーか、もの凄くイライラする映画。
作品の出来がとかではなく、登場人物たち。
本当に人間は腐っていることを再確認させてくれる。

「ブルーバレンタイン」みたいに幸せな結婚式とその裏の家族模様を交互に描くのですが、もう本当に悲しくなる。
腐った姉に腐った主人公、腐った父親に…母親は良く覚えてない。
基本口論。

「アンチクライスト」「ブルーバレンタイン」「レイチェルの結婚」。
この三作は今年見た中でも最も素晴らしく人間のクズさ加減を描いてくれてる三作だと思う。

2011年10月9日日曜日

「牝猫たちの夜」

田中登監督。
「夜汽車の女」があまりにも素晴らしかったため鑑賞。

テイストはガラッと変わり、トルコ嬢たちのポップな群像劇だった。
オープニングでいきなりヒールのかかとが折れるシーンは爆笑した。

あとゲイの青年のくだりも面白かった。
「あんた誰!?」とか。

主演の桂知子ってどっかで見たことあるなと思ったら、「夜汽車の女」の家政婦だったのか。
そういえばおっぱい一緒だったな、と思った自分が怖い。

あと音楽が素晴らしかった。
「女番長」シリーズあたりで聞いたことあるような気がしたけど気のせいだろうか。
あれは癖になる。

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

「ウルヴァリン」に触発されて鑑賞。
面白かった!

ミスティーク萌え。
でもちゃんとセックスシーンは描かないと駄目だと思うの。

ケビンベーコンが必死に止まってプルプルしてるのや、マグニートのあのヘルメットがぶかぶかなのとかもなんか親近感が沸いた。
役者に合わせて二つくらい用意してやれよと。

でも如何にしてマグニートとプロフェッサーXが対立したかという、スターウォーズ的な感じで楽しめた。
プロフェッサーとミスティークの別れのシーンは感動した。
キックアスの監督やるなー。

「ウルヴァリン x-men zero」

X-MENシリーズはあまり好きではないのですが見ました。

意外と楽しめました。
ラストの敵は強すぎだろ。
あの高校だかでサイコロプスが出てきたときはテンションあがった。
でもそれくらいしか覚えてない。