2011年9月24日土曜日

「アバター」

「告白」の橋本愛主演作。
原作は山田悠介大先生。

音楽が「SUMMER」か「SAW」の曲に酷似していた。
というかアレンジと言われても仕方ないくらい。
気持ちはわかります。

「お前はここで死ぬんだよ!」ってチェーンソー振り回す→携帯ぶっ刺すシーンの流れは名シーンじゃないでしょうか。

なぜか美術の場合毎回字を間違えられるのですが、今回初めて合ってた。
泣きそうになった。

女神さまバンザイ!
女子高って怖いところやなー。

2011年9月23日金曜日

「ラビットホラー3D」


劇場:シネマート新宿

まったくノーマークだったのですが、今のシナリオと被ってるんじゃないかとのご指摘を頂き、早速鑑賞。

始まって、あー似ているかも…でもまあそんなに気にするほどでもないかな、と思っていたら、ラストの盛り上がり、弟君の台詞でやられました。
こいつおれのシナリオと一緒のこと喋ってやがる!と。

でもまあそれは似たようなテーマなら自ずと答えも似てしまう仕方ないのかも。
問題はディテールでしょうか。
それすら被っていたらもうどうしようもありません。
まあぼちぼち考えます。

物語はあんまり面白くなかったし、ちょっとスクリーンが小さかった(後ろのほうに座った)のであまり楽しめませんでした。
てかそもそも3Dが目にしんどい。あんまりいいタイプの眼鏡でもなかったので。

ただ、やはり「不思議の国のアリス」好きはアホみたいに多く、このシーンやりたかったんだろうな、ってのがいっぱいあった。
それを出来ている点では今年ベスト3に入ってほしい気もする。
絶対入らないだろうけど。

あと撮監クリストファー・ドイル。笑った。

2011年9月21日水曜日

「サタンタンゴ」

劇場:東京近代美術館フィルムセンター

タル・ベーラの初期作。
7時間半の一大叙事詩。
にも関わらず150カット! 相変わらずの安定感。
いつ見れることやらと思っていたら、突然見れた。

死んだはずの男が村に帰ってくるという噂から始まり、帰ってくるまでの間の村人達それぞれの様子が描かれる。
「白いリボン」みたいな感じで、「この村はソドムとゴモラだ!」と村人も言う。
要はみんな駄目人間。

たぶんここまでで四時間くらいだったと思う。

で、残りは男が帰ってきてから。
そこには色々な策略があるのだけれど、また暴動に発展するのかな、と思ったら、村人達は村を捨てた。
そこがよかった。

結局難しいことは何一つ解らなかった。

あの強風の中を歩くシーンは感動した。
あと「ヴェルクマイスター・ハーモニー」と同じバーが出てきた。
今回はそこでひたすらタンゴを踊っていた。
でもやっぱり人間プラネタリウムには敵いません。

あと動物のシーンも素晴らしかった。
牛とか、馬とか、猫とか。

新作「ニーチェの馬」がもうすぐあるらしい。
引退作らしい。
見るしかありません。

といってもおなか痛くなってトイレいったり、昼寝もしたので、一時間弱見逃しております。

2011年9月19日月曜日

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」


劇場:バルト9

見てきました。

あの何発撃ってもなかなか死なず、白リン弾みたいなの使う宇宙人相手に、どうやって勝つんだ!?と思ったら「急所を探す!」っつって生きてる宇宙人の体をナイフで片っ端からグサグサ!挙句皮膚引っぺがして臓器をグサグサ!宇宙人絶命。兵士「ここだっ!」
なんつー下品な映画なんだと。
でも頼りなさ過ぎる小待長や心の傷を負った兵士が、市民や子供たちと戦うことだけに専念するには仕方なかったのか。

とはいいつつなかなか楽しめました。
臨場感あったし。
でも、軍人女にはとりあえずミッシェル・ロドリゲス使っとけっていう風潮は駄目だと思うの。
あと個人的に、エイリアンものって既視感がはんぱない。
当然だし仕方ないんだろうけど、なんか凄い新しいものを見てみたい。

あと音がすごかった。
映像は金出しゃある程度のクオリティが保障されてきているので、どこで違いを出すかってなったら音なのでしょうか。
うるさいだけじゃなく、一つ一つの音の配置がわかりやすかった。
自分の耳が肥えただけなんだろうか。
だとしたらいいんだけど。

2011年9月18日日曜日

「女番長 玉突き遊び」


いったいシリーズいくつなんだ。

とりあえず池さんも杉本さんも消え、叶優子さんってひとが主演。
あと見ていないのは初期の三作くらいだろうか。

ラストの盗んだ宝石をゴローちゃんの懐に入れていくシーンは泣いた。
今回は音楽とキスシーン(~ラブシーン)の盛り上げ方がいつもより好みだった。
サックスだかなんだかのパッパーパー♪!で感じの。
ああいう音楽でキスされたらもう高揚感を隠し切れない。

それにしても悪役いっつもあの人やなー。

2011年9月17日土曜日

「ファニーヒル」


発禁本の映画化の数あるうちの一つ。

主人公がちょっと気持ち悪かった。
他の人は可愛かったしお洒落だった。

期待はずれ。
ほかの「ファニーヒル」を見たほうが良かったかのかな。

2011年9月13日火曜日

「サヴァイヴィングライフ-夢は第二の人生-」


劇場:イメージフォーラム

久々に映画館へ。
前売りを買っていたのにもうやってることに気付かなくて危なく逃すところだった。

ヤン・シュワンクマイエル総裁の新作。
今回はコラージュがメインのアニメーションでした。

オープニング、また出てきました総裁が。
「ルナシー」のときも出てきたんだけど、これはやめたほうが良いと思います総裁。
なんかテンション下がりました。

で、物語は、「夢は第二の人生」のごとく、夢の中の人生に魅了されてしまう男の話。
最初勘違いして「ゆけゆけ二度目の処女」みたいなことかと思ったら、夢は叶えるほうじゃなく寝たときに見るほうだった。

その夢の中で出てくる女性が…、というものですが、個人的に夢というテーマは大好きで、エディプスコンプレックスをテーマにシナリオを書こうとしていたこともあり、かなりわくわくしました。

そしてあのラスト!
なんかあっさりしてるなーと思いましたが、正直あれが見れただけで満足です。
母体回帰こそ映画のラストに相応しいものはないと思います。
そして、余韻を残すように客席をぐるぐると回り続ける水音…。
ソニーとドルビーと総裁、いろいろと結びつかないものが結ばれた映画でした。

「ブラックスワン」といいこれといい、ぼくが映画を撮る必要はありません!
今年2位か3位です。

一度尿意に負けて席を立ってしまった。
それだけが心残り。

2011年9月10日土曜日

「青い沼の女」


実相時昭雄監督、と意識してみたのは初めて。
見たことあるのは、「屋根裏の散歩者」「姑獲鳥の夏」「乱歩地獄」くらいだろうか。
「ウルトラQ」もまだ見れていないし。

オールセット、火サスみたいな音楽、雨、幽霊…、と個人的に好きな雰囲気にどっぷり浸れた。
どうやら映画じゃなく、レンタルビデオらしい。
ついでにフィルムでもないらしい。

演出がほとんど理解できた。
過信かもしれないが、自分と似ていると思った。
というか自分のやりたい完成形に近いんじゃないでしょうか。
幽霊の出てくる演出や、幽霊が消えた後、ふと何かを残していく演出や。
かと思えばどこまで現実かわからなくなったり。
変なカットを好んだり、時に抽象的だったり。

「宵闇せまれば」「あさき夢みし」「帝都物語」はなんかタイトルだけ気になっていたので、この監督となると是非見ようと思う。

2011年9月7日水曜日

「冷たい熱帯魚」


二度目の鑑賞。
一度目は劇場で。

劇場で見たときより楽しめた。
これはテレビサイズでチラ見するくらいが一番楽しめるのかも。
名言が多すぎて笑った。

いかんせんブラックコメディとして成立するには、監督の主張が強すぎてさめてしまうところ。
でもそしたらただの商業映画になってしまうのか。
好みの問題はあるけど、これでいい気がしてきた。
「ヒミズ」を早く見たい。

2011年9月3日土曜日

「スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団」


惜しくも劇場で見れなかった本作。
見なくてよかった!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督だったんだ。そういやだから劇場で見なかったんだ。
そのことをすっかり忘れて見てしまった。

はまると面白いんだろうけど、はまらなかったら辛い。
最初のすばやい展開についていけず、そこで見る人を選んじゃった気がする。

ドラムのゴスロリ姿は萌えた。
やっぱりああいう服装は、やらされてる感があるほうがいいですね。

大好きなブルース・ウィリスの娘もあんまり可愛くなかったし…。
残念。