2011年8月30日火曜日

「スーパー!」


劇場:新宿武蔵野館

「キックアス」と被ってるけど評価がいいので期待して観た本作。

これは時期が悪いとしか思えない。
パクリではないっぽいし面白かったんだけど、展開が一緒で、これあったよ。あ、これも。ってばっかりだった。

「キックアス」より素人っぽさはあった。
でもやっぱりヒーローのヒロインは巨乳で色気がある人のほうがいいな。
ヒットガールは別格。

なんかほんともったいない作品。

「エンジェル・ウォーズ」エクステンデット・カット


ブロンディちゃん!
ということで、ブルーレイのノーカット?版を見た。

明らかに重要なシーン2つ、

○ショーの全貌
○ベイビードールと大富豪のSEX

これ完全にいるやろ!と思った。
その二つがとても素晴らしかったんです。

どちらもこの映画の重要なシーン、特に後半のはテーマに関わる素晴らしいシーンなのに、カットされてた。
そのせいで劇場版はただのアクション映画と言われても仕方ないと思う。

スタイリッシュな映像を作る監督はどんなスタイリッシュな人なんだろう、と思ったら、ただのオタクっぽい人だった。いろいろと納得。

とりあえず、この映画で気付かされるのは「フィギュアは絶対動いてくれない!」
これに尽きると思う。

2011年8月24日水曜日

「インビジブル2」

これもポールバーホーベンってのに驚いた。
低予算ぽかったけど、彼大丈夫なんだろうか。

なんていうか、前より予算少ないんだしもっとエロに特化してほしかった。

「硫黄島からの手紙」


みんな大好きイーストウッド。
そういえば前の現場で「グラントリノ」面白くないって行ったら、みんなに一斉に猛反発された。
そういうのって良くないと思うの。

この作品についてはどうなんだろう。
ただただ二宮君の演技が酷くて悲しかった。
ゆうきなえ可愛かった。

あとカメラが下手な気がした。
それについては完全な主観ですが。

2011年8月10日水曜日

「ポンヌフの恋人」

恥ずかしながら初見。

この映画は花火のシーンが無ければただの駄作だったんじゃないでしょうか。
ポスター燃やすシーンも既視感が否めないし。

それにしても花火のシーンは凄かった。
その変の映画100本見るより、このシーンだけ見たほうが充実感が得られると思う。

残るは「ボーイ・ミーツ・ガール」

追記:
これ全部セットだったのね。
逆に萎えた。

2011年8月6日土曜日

「不思議の世界絵図」


マルティン・シュリーク三本目。
一番好きなのは「ガーデン」ですが、一番印象に残っているのはこっち。

孤児院を出た少女が母を捜しに行く道中に出会う、奇妙でおかしな人々。
みんなガラス細工のようで、触れたら崩れてしまいそうな作品。

みんな道に迷っているように思う。
それでも主人公は何か確固たるものを持ち、決して迷っているふうには見えない。
そしてあの最後、ラストシーンは「うわー」って言ってしまった。
そんな大したことしていないんだけど、そう思えるのが凄いと思う。

あと、最初のほうで兎が唐突にいた。
この映画の見方を教えてくれているようでほっとした。

新作2000年にあったのね。
DVD化してほしい。

「CURE」


黒沢清映画は見ているときは色々と考えさせるんだけど、後になると全く記憶に残らない。
これもしかり。
見たことないと思って見たら見たことあった。
こんな感じで毎回見ている気がする。じゃあどれが残っているんだ?

サスペンスなんだけど不思議とどきどきしない。
事件よりも主人公の成長に重きを置いているように思った。

オープニングの、急に机が揺れだすところ。
地震か?と思っても、どうやら地震ではない。
こういう演出がほんとに素晴らしいと思う。

「バトルロワイヤル」


なぜか無性に見たくなり鑑賞。
たぶん過去と比べ一番楽しめた気がする。

なんていうか、大人がありもしなかったノスタルジーに浸れる映画だと思う。
青春、銃撃戦、メッセージ、そしてカルト的話題性。
素晴らしい娯楽作。

2011年8月4日木曜日

「私の好きなモノすべて」


「ガーデン」続き、マルティン・シュリーク作品を見返している。
残る一つ、「不思議の世界絵図」を含め、唯一何も覚えていなかった作品。

好きな人がいそうな雰囲気はあるのだけれど、この映画は全くといっていいほど解らない。
多分あと二十年くらいして、主人公みたいに子供も出来て…じゃないと理解できないのだろうか。

ただただあの元妻にイラついた。
主人公のたまに見せる少年のような面、ロベルト・ベニーニが演じていたらと思うと寒気が止まらない。

「オン ザ ドール」


虐待を受けた子供たちが成長して…というキャッチコピーに惹かれ鑑賞。

別に良いんだけど、子供時代はどっちでもいい気がした。
でもラスト付近の編集が良かった。
あれがなかったらただ退屈な映画で終わっていたよう。
でも最後の最後でまたよくわからなくなった。

あといろんな変態たちが蠢いていた。
主人公が加担する女子が可愛かった。

「黒い家」


大竹しのぶすげえ。
この人こういう演技のほうがしっくりくる気がする。
「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」といい。

「乳しゃぶれー!」なんて誰が予想しただろうか!
エムフロウのエンディングに酔いしれたけど、ラップのパートが出てきた瞬間なんか悲しくなった。

2011年8月1日月曜日

「ガーデン」


日常を魔法に変えてしまうような監督、マルティン・シュリークの作品。
年を重ねると共に、この映画の良さがわかっていく気がする。

真面目な父と放浪息子の和解が、一人の女の子を通して描かれる。
すっごい寓話的なんだけど、それを一つの庭、季節によって移り変わる木々だけでやってしまうのが凄い。
しかもここだ!っていう時に素晴らしい絵を作りあげるのが素晴らしい。
この監督は本当に魔法が使えるのかもしれないって思うくらい。

チェコのヤン・シュワンクマイエルと、スロヴァキアのマルティン・シュリーク。
高校時代の自分は知らず知らず東欧に憧れていたみたい。
今度はスロヴァキアへ行ってみたい。

「ムカデ人間」


劇場:シネクイント

「つーなーげーてーみーたーいー!」

そのまんまだった。
理由はそれだけ。繋げてみたかった!
そこが良かった。
初めて繋がったとき、博士泣いてた。

医療の発展でも、人間に何か復讐しようとしたのでもない。(人間は嫌い、と言っていたが)
自分のアートを完成させたかっただけ。

でもそしたら最後はムカデ人間に殺されてこそのアートなのか?
よくわからない。

あと2はもう完成して、3の予定もあるらしいから、何故こうなったのか!って展開になりそうで怖い。

なにはともあれ、最高につまんない映画を予想していたからまだ楽しめた。
いろいろと酷かったけど。


ちなみに三人で包帯でしっばっていったら1000円だった。
写真撮られて貼られた。

追記:
オープニングが最高。
笑いを堪えるのに必死だった。
今でも十分思い出し笑い出来る。
ああのオープニングだけでも見る価値は十分にある。