2011年8月6日土曜日

「不思議の世界絵図」


マルティン・シュリーク三本目。
一番好きなのは「ガーデン」ですが、一番印象に残っているのはこっち。

孤児院を出た少女が母を捜しに行く道中に出会う、奇妙でおかしな人々。
みんなガラス細工のようで、触れたら崩れてしまいそうな作品。

みんな道に迷っているように思う。
それでも主人公は何か確固たるものを持ち、決して迷っているふうには見えない。
そしてあの最後、ラストシーンは「うわー」って言ってしまった。
そんな大したことしていないんだけど、そう思えるのが凄いと思う。

あと、最初のほうで兎が唐突にいた。
この映画の見方を教えてくれているようでほっとした。

新作2000年にあったのね。
DVD化してほしい。

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