2014年7月24日木曜日

「NINE」

ロブ・マーシャルの新作といえば聞こえはいいけど、「8 1/2」のリメイクといえば聞こえは悪い。
でも期待しちゃうのが映画好きの性。

で、リメイクと知った瞬間すぐ見た。
なぜか聞こえが悪い方を知った瞬間すぐ見た。
そしてロブ・マーシャルが嫌いになった。

なぜルイザがマリオン・コティヤールなのか。
なぜカルラがペネロペなのか。
なぜクラウディアがニコール・キッドマンなのか。

そしてなんなのあのラスト。
怒りで歯が抜けたわ。

そもそもフェリーニの私的な映画を他の監督がふえ〜って撮っちゃうのがありえない!
「道」でもリメイクして「あの星がなんとかかんとか〜」とかやって金儲けしてりゃいいのに。
どうしてよりにもよってこの映画なんだ。
ブロードウェイのほうは未見なので何も言えませんが。

とりあえずロブ・マーシャル映画は二度と見ない。

2014年7月16日水曜日

「グランドイリュージョン」

そこそこ面白かったように記憶している。
ただ、もっと細かく納得のいく種明しをしてくれないと、”映像である”という一番の手品の前で全部霞んでしまう。

2014年7月5日土曜日

「ミラクル7号」

チャウ・シンチーの最近のやつ。
思ったより面白かった。

チャウ・シンチーが死ぬシーンも7号の仕業だと思ったんだけど違うのか。

「夜のとばりの物語 -醒めない夢-」

「キリクと魔女」の監督による短編五つ。

どれも幻想的で冒険心に溢れ、雰囲気はとても素晴らしい。
近くの物は陰で表現され、遠くの背景には美しい色とりどりの美術がある。
まるで「耳をすませば」。

ただ、ストーリーにわくわくさせられる分、教訓というか、結局何が言いたかったのかはどれもよくわからなかった。
わかりやすかったのは猫の話くらいか。
古典的なように見せかけて、一筋縄にいかないのを楽しむ作品なのだろうか。

個人的には靴磨きの物語がお気に入り。