2011年3月29日火曜日

「川の底からこんにちは」

話題の新作。

面白かった。
過去作品は全く受け付けなかったのですが、役者さんのお蔭か普通に楽しめた。
話も面白かったし。
満島ひかりのキャラが良かった。

最後遺骨投げるところは、「”有名な監督の過去作品”を見ている」感があった。
でも個人的には遺骨を食べるほうが好きです。

「花と蛇2 パリ/静子」

二度目の鑑賞。大好き。

見終わってふと思ったのは、これは「ノーカントリー」だ!と言うこと。
こっちのほうが早いけど。

杉本彩さんの体はエロいんだけどエロくない。
男心って難しい。

御老人たちの居場所はどんどんと無くなっていくのでした。

「女優霊」

「オーディション」とこれは観たかったけどまだ見れていなかった。

展開が良く考えてるなーって思った。
でも柳ユーレイの演技が残念でちょっともったいなかった。
劇中の映画が「おろち」と似ていた。
面白かった。

2011年3月10日木曜日

「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」

やっと、観ることが出来ました。
石井隆先生の新作。

良かった。
ほんとうに良かった。
あの縦で少し斜めのクレジットが始まるたびに、また始まるんだ、と夢心地になります。
なので由芽子で拝借しました。
何度もいいますが、美人姉妹(今回は親子)のトチ狂った喧嘩ほど映画として美しいものはありません。

あと後半、「なんかいる…」と天井を見上げるシーンはここ最近のベストカットです。

そういえば「人が人を愛することのどうしようもなさ」は、石井隆の「サンセット大通り」だったんだ、と最近気付きました。
あと今回は「エンター・ザ・ボイド」と似ている。
ブルーレイほしい。

2011年3月4日金曜日

「ぼくのエリ 200歳の少女」

最近のドラキュラ映画はアクションってイメージですが、これはドラマ。

ドラキュラ少女といじめらっれこのハートフルな交流。
その少女が男だか女だかちゃんと描かれていないため、あと男の子の裸がやたらでてくるため、この監督ショタコンなんじゃないかと思った。
十字架もニンニクも出てこなくて、現代の新しいドラキュラ映画を作ろうとしていることに好感を持てた。
「入っていいか?」ってやつはあったみたいだけど。

あのエリをかこってたおっさんは、歳をとったオスカーなのだろうか。
そうであってほしい。
彼の未来は様々な苦難があるだろうけど、「崖の上のポニョ」の宗助とポニョみたいに愛の力があれば大丈夫!

2011年3月3日木曜日

「サンセット大通り」

ビリー・ワイルダーの傑作。
リンチが「マルホランド・ドライブ」だか「インランド・エンパイア」だかで下書きにしていると聞いて見た。

恐ろしく面白かった。
復帰を猟奇的にまで夢見るサイレント映画の大女優が、若くて売れていない脚本家を囲って自分が主演の脚本を書かせるというもの。
トーキー映画に恨みを抱き、役者は表情で語るのよ、と凄めいてみせるシーンの圧倒的な説得力に感動した。
そして、これが映画の構成だ、と説教されているみたいだった。
リンチ先生の映画を見ていると、この雰囲気というか映像にかなり影響を受けているんだな、と思った。
この作品が1950年にできたなんて信じられない。
「第三の男」と同時期だなんて信じられない。
兎に角面白かった。