原作は日本の小説。
これがとんでもなく素晴らしい映画だった。
どことなくジャン・ピエール・ジュネらしさを感じたのですが、彼の助監督をされていた方らしい。納得。
オープニング、きのこの標本を作って欲しいという依頼が来て、オープニングタイトルに乗せてその製造過程が描かれる。
きのこの標本って!
センスありすぎだろ!
そして一番ワクワクしたのが、「赤い靴」のモチーフが出てくるところ。
童話や映画的メソッドがわかりやすく配置されていてとても良かった。
あとカメラマンがすごい。
火傷の少女のアップとか、ソクーロフかと思った。
ジュネの映画特有の毒々しさや奇抜さは全くなく、でもあの独特の腐敗臭漂う雰囲気がそこにある。
師弟のなせる技だな。
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