2017年3月24日金曜日

「聖の青春」

劇場で見逃し、悲願の鑑賞。

面白かった!
羽生さんと飲み会を抜け出して二人で語るとこ、これ「ヒート」やん!と一人でテンション上がっていた。

ぶくぶくに太ったマツケンと、羽生さん役の人の演技がとても心地よい。
とてもいい映画だった。

「おおかみこどもの雨と雪」

前半はとても面白く観ていたが、中盤の一人が死にかけるところで集中力が切れてしまった。
あの演出はもう見飽きてしまい、また始まったのか…と興醒めしてしまう。

雨と雪、というとても印象的な名前の、その意味を読み解くことができなかった。
じっくり観たらわかるのだろうか。

「裸のランチ」

原作を読んでいるので、思い出すために鑑賞。

この映画は原作内の描写も多々あるが、それよりこの原作を書くきっかけに重点を置いている模様。
原作に比べとてもわかりやすい。

ちなみに原作は、倒錯とホモと乱文で全然頭に入ってこないが、表現の仕方は笑ってしまうほどかっこいい。
実際にウィリアム・テルごっこで奥様を殺している(とされている)なんてかっこよすぎ。

「スティーブ・ジョブズ」

スティーブ・ジョブズの伝記映画。

音楽に合わせてシーンを羅列させていくのはただの誤魔化しなんだなと痛感した。

「ソーシャル・ネットワーク」には遠く及ばず。

2017年3月8日水曜日

「神曲」

劇場:アテネ・フランセ文化センター

初オリヴェイラ監督作品。
少し前に最高齢の監督として話題になっていたのはこの方だったのね。

というわけで、やっと観れたよ「神曲」。
ダンテの「神曲」を精神病棟で再現した……と勘違いしていたようで、物語的にはダンテは関係なかった。
ところがどっこい。
この物語は、予想は外れたが、わたくしが求めていた物語だったのだ!!
ばばーん!

精神病棟には、キリスト、アダムとイブ、ラザロ、ニーチェ、預言者、カラマーゾフ兄弟、あと諸々……という、とんでもない豪華メンバー(だと信じ込んでいる)人々が暮らしているのであった!
トラキアでやりたかったやつよこれ!
そういう意味でいうと、この映画は「地獄編」でソクラテスやらクレオパトラやらが出てくるシーンなのかもしれない。
違うのかもしれない。

ドストエフスキーの知識が皆無のわたくしにとっては、というかキリスト教の知識が少しある程度でも、なかなか付いていけなかった!
「すばらしい新世界」のラスト感にただ溺れるだけで、理解は全然できていない。
精神病棟というキーワードと、ラストカットのあのとてもわかりやすいモチーフで、テーマらしきものに触れることはできたのですが。

ただ、完全にぽかんとしてしまう「フルスタリョフ車を!」やその他映画史に残る崇高で難解な作品群に比べ、キーワードが明確である故、知識次第でもっと理解を深められそうな作品である気がした。
監督の感性に寄り添う距離感が浅くて済むというか。

もっと知識をつけてから観ます。
とりあえず「カラマーゾフの兄弟」を読む。

「雪女」

劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町

なんとなーく日本の怪談ものが好きなので、予告を偶然見かけたとき、世界観にやられてしまい早速鑑賞。

ATGのような雰囲気に加え、映像へのこだわりが伝わり、とても楽しめた。
ただ演出に対して疑問を感じた部分が少なからずあったのも事実。
特に最初の雪女の登場シーン。
若い監督の尖った部分として観ると納得できなくもないのですが。

監督・主演をされているという方は、ここぞというシーンの演技は素晴らしいんだけど、気を抜いているんだろうなというシーンも見受けられ、その落差が結構激しい。

撮り続けてほしいなぁ。

2017年3月5日日曜日

「放課後ロスト」

劇場での鑑賞の感想は書いていなかった。


「リトル・トリップ」
委員長の、真面目とパンクの絶妙なバランスの色気にどきっとする。
少女たちの状況を表しているかのような、空吹かしの車のエンジン音がとても印象的。

「らくがき うわがき」
あんまり覚えていない。
劇中の絵が酷い。

「倍音」
演出がとても秀逸。
主演の子も可愛い。最近よく見る気がする。


とてもいい雰囲気で、深夜に観て朦朧とした意識の中、時間と場所を忘れられる映画たち。
まさしくタイトル通り。

2017年3月4日土曜日

「ホワイトリリー」

劇場:新宿武蔵野館

いろいろと思うことがあたのでノーコメント。

「風に濡れた女」を観たいな。

2017年2月27日月曜日

「ラ・ラ・ランド」

劇場:バルト9

「セッション」にそこまで入れ込んでいないのと、予告を見てこんなんぜったいおもしろいやん!と若干敬遠ぎみだったが、あっさりと鑑賞。

まず、思っていたよりいい意味で面白くなく、そこが良かった。
ド派手なミュージカル映画の流れを汲んでいるのかと思いきや、若手の監督の意欲作だけあって、新しい試みへの意欲を感じ、また過去の名作へのオマージュに溢れていて、”いい映画”になっていた。

そしてラストの「25時」のようなくだりも心地よかった。
ゴズリング……かっこいいわ。
あのいちいちびっくりする演技がとても可愛かった。

2017年2月22日水曜日

「NN-891102」

柴田剛監督の長編処女作。
柴田剛監督は初めて。

もっと荒々しい作風かとイメージしていたが、意外としっかり作り込まれていて感動した。
何よりこの作品自体が紙芝居のような、昭和初期の雰囲気の中にあり、最後のテロップも効いていた。

そして一番良かったのは音楽。
”音”と密接した映画なのですが、テーマに反抗するかのように延々と音楽が鳴り続ける。
卒業制作ならではの初期衝動に溢れ、観て良かったと思える作品でございました。

2017年2月18日土曜日

「アンチポルノ」

劇場:新宿武蔵野館

ロマンポルノリブート第4作目。
他のリブート作品と比べ、セックスシーンの使い方…そもそも作り方も何もかもが一線を画し、本来の”ロマンポルノの枠組み”に忠実な映画だった。
それまでの作品はどこか過去のロマンポルノ作品にオマージュを捧げている面があったが、これは明らかに雰囲気が違った。
ただ、自分が観ていないだけで、参考にした映画があったのかもしれないが。

テーマに関しては正直嫌いな園子温映画になってしまっていたが、映画における驚きが詰まっていて、技術力、演出力にはずっと感動していた。
やっぱりこの人のエネルギーの根源は、女性への憎しみだな。

「人が人を愛することのどうしようもなさ」を思い出し、とても観たくなった。

2017年2月12日日曜日

「この世界の片隅に」

劇場:テアトル新宿

おそらく2年ぶりのテアトル。
遅ればせながら、鑑賞。

もっと淡々としているかと思ったら、以外と派手でびっくりした印象。
そして、表現、物語、笑い要素、胸をえぐられるような衝撃が、素晴らしいバランスで配置されており、とても丁寧に作りこまれていたことに感動した。
感覚とルーティーンだけの仕事では絶対にできない。

二人の出会いのシーンだけ、飛び抜けたファンタジーだった演出にも脱帽でございます。
準備段階でいかに作り込めるかってのは本当に大事だな。
素晴らしかった。

追記:
他の人が書いていた感想にも同じ意見を見つけたので、堂々と。
この映画でも少し感じた、「シン・ゴジラ」「君の名は。」に通づる”思考を停止させる展開”に、この作風は今後のスタンダードになっていくのではないかと予想。
人間の生きる速度が速くなっている以上、映画も流行りの「〜ポルノ」として生き残っていくしかないのかな。

「それでもボクはやってない」

大学のとき劇場で観ていると、主人公の名前が出てきた瞬間後輩に爆笑された覚えがある。
いや、笑えないんだけど。

被害者の女子学生に悪意がないのがまだ救いだが、誰も救われない話。

2017年2月7日火曜日

「沈黙 -サイレンス-」

劇場:バルト9

スコセッシの新作!しかも舞台が日本!
スコセッシの真面目なドラマを観るのは初めてな気がする。

先に観た方の感想として、クリスチャンとしての監督の思いを込めたのではないか、という感想にとても共感した。
何かでスコセッシは敬虔なクリスチャン、と読み、あんな映画ばっかり撮ってるくせにクリスチャンって!と爆笑していたが、あながち間違いではないのかもしれない。
時代の中での宗教のあり方もあるわけで、しかも表現者である彼が自身の信仰に反する(とされている)テーマで映画を撮っても何もおかしくない。

映画の方は、長すぎて一度トイレに行ってしまったがとても面白かった。
ただ、真面目すぎて最近のデヴィッド・フィンチャーを観てるいるような気がした。
そっち路線には行って欲しくないな。

そういえば踏み絵なんか踏んでまえばええやん。と思っていた疑問が解決された!
神様も言ってたし。踏んじゃえって。

2017年2月3日金曜日

「ギャラクシー街道」

ん?ぼけてしまったのか?
どこか漂う「オー!マイキー」臭以外、なにも感じられなかった。

「清洲会議」は観ないでおこう。
一番好きなのは古畑だな。