2013年1月16日水曜日

「月世界の女」

途中で止めてしまっていたのをやっと最後まで鑑賞。
フリッツ・ラング映画は初見。
いい加減「メトロポリス」「M」辺りは観たいのですが。

SFコメディだった。
電話しながら花を切っていき、その後の家主の顔とか声出して笑えた。
あと美術が素晴らしい。
ミニチュアのロケット発射上や、砂漠を作り上げたセットや。
その点において、ヌーベルバーグなんて糞食らえだ。

ラストの衝撃は個人的に凄まじかった。
久しぶりにどう感じていいか分からない衝撃だった。
たぶん1928年の映画、という事で舐めていたのだろう。
タイトルの意味を探りながら観ていたにも関わらず、涙が出そうになった。

ただこれはラング映画の中でも中級?らしい。
当時の人々が、映画という新しい可能性しかない媒体に心躍らせながらこの作品を楽しんでいたかと思うと込み上げてくる物が無きにしも非ず。
早く上級を味わわねば。

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