2011年12月28日水曜日

「パーフェクト・ワールド」


一昨年くらい前に知人に借りていたまだ見ていなかった作品。
と思ったら見たことあったような気がしないでもないけどとりあえず感想。

いろんな人に勧められたのはもちろん宗教的な理由で、でもイーストウッド作品だし、ということで見ていない、はずだった。

一つだけ酷く感動したのは、万引きはするけどハロウィンは祝わない、というところ。
当たってる気がする。
子供心って複雑。

あと「他に何やっちゃダメなんだ」って聞かれること。
これは100%聞かれる。

それ以外はただのイーストウッド映画でした。
信者乙。

2011年12月27日火曜日

「英国王のスピーチ」

確か今年?のアカデミー賞受賞作。

地味っちゃ地味なんだけどなんかいろいろ面白かった。
ほんとうに演技大変だったと思う。

でもあのローバー?おじいちゃんが悪人顔なので、何か企んでそうで、最後までドキドキしてみてたのに、特に悪人ではなかった。

追記:
そういや画角がすごかった。
ワンカット、昔の絵画みたいな絵があって凄すぎて引いた。

「ダイアモンドは傷つかない」

藤田敏八監督。
田中美佐子って人なんか見たことあるなって思ったら今も活躍されてる方だったのか。

加賀まり子が「酔って女の子連れてくるのいいかげんやめてください」みたいなこと言った瞬間ずっこけるような演出に藤田監督らしさを感じた。

でもやっぱり秋吉久美子がいい。

「ピラニア」

偽パイ祭り!

パラグライダーみたいなやつが浮き上がった時の足の無い女性は爆笑した。
あのカットが見れただけでも満足。

ラストもお約束な感じなんだけど、細部に監督の個性が表れていたように思う。
面白かった。

このポスター初めて見たんだけど、何気にセルジュの「Sea,Sex and Sun」をパロっているのに笑った。

2011年12月25日日曜日

「小さな悪の華」

素晴らしいジャケに素晴らしいタイトル。
そして素晴らしい予告編ときたら内容も素晴らしいに違いないと思って購入。

主演の女の子二人がとても可愛い。
最近見た「乙女の祈り」と同じ事件が基になっているらしいのですが、どちらも主演は初演技らしい。
すごいなー。

ラストまでの主人公たちの心情の変化にいまいち乗り切れないんだけど、一度中断してしまったからでしょうか。
ただただ、少女たちの悪戯に見とれてしまう。
ゴスとかロリータとか、この辺の観念からくるのでしょうか。
なにやってもいいじゃない。だって可愛いんだもん。みたいな。
そういう格好するやつに限って可愛くないですが。

オープニングのほう、主人公の、ブロンドの友達の着替えを見ている時の表情が素晴らしかった。
最後まで見ると、このなんとも言えないズル賢いような表情の意味がわかる。
ああ、操ってたんだな、って。
でも結局それは物語の主軸ではなく、それに対する伏線なども一つもない。
それがまた怖い。

後半流れるHeard somebody sayという曲、本編では流れなかった。
残念。
この曲聞くと涙が出そうになる。
素晴らしい音楽。

2011年12月24日土曜日

「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」


劇場:新宿バルト9

このシリーズは3はあまりちゃんと見れていないのですが、楽しめました。

あの女暗殺者萌え。
眉毛無いときなんて最高です。
意外と早く死んじゃったのが残念。

トムと奥さんとの再会はほろっときた。

あとはあんま覚えてない。

「ヒア・アフター」

結構前に見ていたのですが、書くのを忘れていたのようなので。

内容はあまり覚えていないのですが、とりあえず面白くはなかった。
イーストウッド信者のせいで、イーストウッドがどんどん嫌いになっていく。

2011年12月20日火曜日

「恋の罪」

劇場:テアトル新宿

あと数日で終わってしまうので、というかまだやっていたので急いで行った。

このチラシ絵や何度か出てくる道路の明かりから察するに、「ヌードの夜~愛は惜しみなく奪う~」を意識しているのでしょうか。個人的にこの流行りは「エンター・ザ・ボイド」からだと思うのですが。

とりあえずいきなり水野美紀のヌード。
ド頭にこれをちゃんとやるのが憎い。
それでも前半のテンションについていけないなーと思っていたら、三分の一越えたあたりから急に面白くなった。
相変わらず名言ばっかり。
バックで突かれてる魔女っ子が主人公に叫ぶところは爆笑した。

あとあのババア。
あの人は凄すぎる。
あの会話劇はちょっと感動して泣いてしまった。

そして後半の少しだるい感じまで「ヌードの夜~」に…。

面白かったんだけど、監督が「女になりきって演出した」って言ってるらしくて、それを知らなければもっと楽しめたんじゃないかと思う。
自分の一般女性像と似ていたので(語弊があるかもしれないけど大体似てる)結局男の想像する女の話でしかなかった気がする。

あとどーでもいいけど、ヤン総裁の新作「サヴァイビング・ライフ」の対となる作品です。
極度のエディプスコンプレックスに支配された魔女っ子の物語。
面白かった。

2011年12月18日日曜日

「アンチクライスト」

そろそろ今年のベストを決めたい季節ですが、その中でも確実にワーストに入るであろう本作。
なぜかわからないけどまた見た。

ほんと映像美が素晴らしい。
この人の映画って荒っぽいイメージがあったんだけど、この映像たちは素直に感動した。

そういや「ワイルド・アット・ハート」とウィリアム・デフォー繋がりだったのね。
そろそろモザイクなしで観たい。
誰か海外版買わんかな。

「ワイルド・アット・ハート」

リンチ映画の中でもあまり見ていないほうだったのでふと観た。

それにしてもラストの天使はなんなんだろう。
あのシーンはリンチ先生といえども理解しようと思えない…。
あれが90年代のカオスなのか…。

「ストレイト・ストーリー」と同じくらい真っ直ぐな映画。

2011年12月16日金曜日

「マーダー・ライド・ショー2」

ロブ・ゾンビ監督。
1は大好きなんだけど、2はあまり覚えてなかったので観た。
ファニー・ゲームもびっくりな家族の前でストリップさせられて、皆殺しはきつい。
でもこの映画は家族愛について考えさせられる。
殺人一家の家族愛…。

ラストみんな死んじゃったんだ…。
もう続き見れないんだ…。
面白かった。

2011年12月15日木曜日

「ピノキオ√964」

そういや大学のころ見つけて見なきゃなーと思いつつ、ずっと見れていなかった本作。
偶然レンタル屋で見つけて借りた。
レンタル屋ってのは本当に一期一会だと思った。
あと品揃え。

個人的なレパートリーで例えると、「鉄男」と「イレイザーヘッド」と「π」をごちゃ混ぜにしたのような下品な映画なんだけど面白かった。

なんかヨーロッパの映画でとにかく地下鉄で女が発狂するシーンがあったけど、おれならもっと発狂できるぜ!って言ってるような気がした。

こういう役者さんと出会いたいな。

「ステキな金縛り」

劇場:バルト9

久々に劇場へ。
「リアル・スティール」とさんざん迷って、個人的に無難なほうを選択。
と思ったら、思ったより笑えなかった。

三谷監督、そろそろコメディ以外の撮ってもいいと思う。
クスリと笑えるのがあっても、これ!っていう笑えるところがなかった。

ただ物語の構成力は上手かった。
設定はめちゃくちゃだけど、それでついて行けたような気がする。

二つほど。

まず深津絵里。
あほみたいに可愛いんだけど、こんな演技をされた日には人間として信じられなくなる。
この可愛さも所詮演技なのかって。

役者としては素晴らしいのでしょうが。
ただのビッチ。

あと中井貴一。
あれだけ死後の世界は信じないって言っといて、「お父さんも天国で喜んでおられることでしょう」って。
どっちだよ。って思った。

なんつーか、深キョンが相変わらず可愛かったからいいです。
多分ムチッた深キョン見納めの映画。

2011年12月14日水曜日

「したくて、したくて、たまらない、女。」

沖島勲監督。
前に「YKK論争/永遠の誤解」は 途中で断念したのでリベンジ。

これはかなり分かりやすかった。
というか普通のドラマだった。
少しインタービューを見たけど、普通の話にするよう意識したらしい。
「青い沼の女」と何か近しいものを感じた。 

あの何が住んでいるかわからないような森の映像にかぶさる「だめ…やめて…」という声は近年の陳腐なホラーより数倍怖く感じた。
ああいう監督の深層心理に少し触れたような気ができるシーンがあるからこういう映画は止められない。

2011年12月8日木曜日

「オーディション」

そーいやかなり前に見たんだけど思い出したので書く。
なかなか見れないので見る機会があったとき飛びついた。

三池監督の初期の作品。
「女優霊」と並びいろんな人が怖い映画NO,1に上げるのでずっと気になっていた。

この映画の設定やビジュアルはホラー映画として完璧なんじゃないかと思った。
もちろんホラーを撮るからこうしたんだろうけど、これをぴたっとはめてくる演出がすごい。

「キリ…キリ…キリ…」なんて囁かれた日には痛みと快感で失神してしまうんでしょう。

2011年11月29日火曜日

「デビル」

「エアベンダー」で残り僅かだったファンまでも失った崖っぷちのM・ナイト・シャマランのプロデュース作品らしい。
環境的に見るしかないので見た。

さすがシャマランが手を出してないだけあってちゃんとしてた。
最終的に悪魔がとり憑いていた人間が出てきたとき、「SAW」の1のラストに似た驚きを味わえた。
こいつだったの?と、こえー!が同時に来た。
面白かった。

でも一つだけ。
よく覚えてないのだけれど、あのメキシコ人?はなんの宗教だったのだろう。
たしかキリスト教では悪魔は人間を悪の道に陥れるのが目的だったはず。
ということはもともと悪いことをしている主人公達を陥れる意味がない。
そこだけ疑問に思った。
この設定はアメリカ人にすんなり受け入れられるのだろうか。

後一つ、ペンくらいは持っとけよ。

「ファンタスティック Mr.FOX」

これも少し劇場で見たかったやつ。
ウェス・アンダーソンというのが少し引っかかって結局見なかった。

絵本?原作のストップモーションアニメ。
人間対狐という構図で、人間がちょっと悪者っぽく描かれるのですが、これ悪いのは完全に狐じゃないでしょうか。
まあいいや。ウェス・アンダーソンだし。

それとネズミがやたら大きいこと以外は面白かった。

2011年11月28日月曜日

「ミスター・ノーバディ」

結局劇場で見れなかった本作。
やっと見た。

人類最後の”死ぬ人間”ニモの人生が描かれるのだが、いろんな女性、いろんな職業、いろんな出来事が同時進行で描かれどれが本当なのかわからない。
いろんなドラマが生まれ消えていく。
このシナリオと演出と技術と編集は本当に凄い。
混乱することなく、時系列を捉えられるし、ラストもちゃんとしてた。
映画の素晴らしさが詰められていた。

あとなにより良かったのは、いろんな表現方法をやりまくっていたところ。
あんだけいっぱい詰め込んで、しかしちゃんとストーリーに上手く絡ませているところが凄い。
シーンの繋ぎ目で遊ぶのは個人的に大好きなので良かった。

こんな映画を作れたら悔いは残らないと思う。
もっかい見よう。

追記:
そういや音楽良かった。
「ミスター・サンドマン」よく使われるなー。

2011年11月26日土曜日

「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」

前作までと変わって、「シカゴ」の監督。

アクションが酷かった。
良い意味でのどたばたが、悪い意味でのどたばたになってた。
残念。

でも人魚の登場シーンは素晴らしかった。
あんな人魚に見つめられたい。
初めてちゃんとした人魚を見た気がする。

2011年11月16日水曜日

「シンディにおまかせ」

「ブラックスワン」で偽ブラックスワンを演じたミラ・クニスのラブコメ。
つい借りてしまった。

いたって普通ラブコメなんだけど、ラストの壮大なギャグは爆笑した。
これを笑いにするってどんだけ不謹慎やねん!と。

彼女はラブコメには向かないかな。

「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」

試写会にて鑑賞。

地味に昔タンタンファンで、しかもスピルバーグとピーター・ジャクソンが組んだと聞いて見ないわけがありません!
で、知り合いが試写会の券を貰ったこともあり見た。

オープニングクレジットからストーリーの序盤、なんかいまひとつ乗り切れないなーと思っていたらアクションシーンになったあたりからどんどん面白くなって目が離せなくなった。
さすがこのコンビ、どこかインディージョーンズを見ているような感じだった。

3つめの船の争奪戦は必見です。
あんなに心躍ったのは久しぶり。

いい意味で何も残らない映画。
面白かった!
シリーズ化を激しく求めます。

子供たち喜んでた。
おっさんたち寝てた。

2011年11月15日火曜日

「RED LINE」

あまり名前を聞かない本作。
ここ最近気になっていたので早速見た。

とりあえずオマージュがいっぱい。
スターウォーズとか、ナルトとか。
あとなんと言ってもスーパーボインズが最高。
あのルックスと声と歌と踊りが見れただけでもういい。

内容は多分面白かったと思う。

2011年11月4日金曜日

「聖獣学園」

タイトルや表紙をよく目にする本作。
そろそろ見ようと思って見た。

お約束のおばさん(さそりのライバルやってる人)も出てきて楽しめた。
そしてあの踏み絵のシーンは素晴らしかった!
キリストを踏む代わりにおしっこをかけるって!!

それにしてもこういう映画のキリスト教批判は凄いな。
司祭様が悪に走ったのも、というか神を信じるのも原爆に被爆したせい…。
見習おう。

2011年11月1日火曜日

「わらの犬」

最近やたらこのタイトルを耳にするなーと思ったら「冷たい熱帯魚」の仕業だったのか。

村に引っ越してきた夫婦があんなことされてこんなことされて復讐する話。
ダンスティン・ホフマン費弱すぎやろと思っていたら最後まであんまり強そうに見えなかった。
でも文系が切れたら怖いんだぞ!って狂気っぽさが凄かった。
演技上手いなー。

しかもリメイクまでされるらしい!
それ聞いて「ファニーゲーム」を思い出した。
でもやっぱりこの頃のザラついたフィルムの質感も一役買っていると思う。
「ファニーゲーム」はそれが無くなっちゃった記憶がある。

興味深いのは大人しい主人公は煙草ばすばす吸ってて、鬼畜な村人たちは酒ばっかり飲んでるところ!
いい映画だった。

追記:
編集が凄かった。
こんなのやっちゃっていいんだって思った。

2011年10月31日月曜日

「太陽の下の18歳」

カトリーヌ・スパーク三作目。
紳士淑女たるものこうやってバカンスは過ごすんだ!っていう映画。

夜になるとホテル側の計らいで宝探しが始まり、男はそこにいる女を片っ端からナンパして女も片っ端からついていく。
で、宝探しが終わったらいきなり音楽がかかり、みんなツイストを踊りだす…。
なぜかわかんないけど鳥肌がずっと立ってった。

あと船長のキャラも良かった。
面白かった。

「ロスト・チルドレン」

ジュネ映画で見ていなかったうちの一つ。

世界観が素晴らしかった。
「デリカテッセン」はあまり好きではなかったのですが、これは楽しめました。
ジュネって聞くと、ああ中だるみする映画か、と一歩引いてしまうのですが、今回は最後まで見れたように思う。

素晴らしい美術だった。

日本で言うと中島哲也の「パコとなんとか」と世界観や演出が似ているのだろうか。
あの映画は胸糞悪いのですが、こっちは良かった。

「告白」と「アメリ」が見たくなった。

2011年10月12日水曜日

「黒薔薇昇天」

谷ナオミさんの映画はもしかしたら初めてじゃないでしょうか。
なぜかCDを持っていて歌声はよく知っているのですが。

とか思っていたら中盤デジャブを感じた。
見たことあるのだろうか。
まあ綺麗だからどっちでもいいのですが。

それにしてもこういう映画のゲリラ率は凄い。
通行人たちみんなカメラ目線なのにばんばん撮り続ける。
幼稚園児の行列の前で男女のからみ(濡れ場ではない)は素晴らしかった。
あと観覧車とか。
めっちゃ飛び降りようとしていたけどあれもゲリラなんだろうか。
やりかねないから怖い。

話は良くわからなかった。

こんな綺麗な人だったんだ。
もっと色々見よう。

「キラー・イン・サイド・ミー」

オープニングかっこよかった。
主人公の声が可愛かった。

久しぶりに殴るシーンで笑えなかった。

でも潜在的な狂気の物語が暴力だけで語られてもなんか味気ない。
「アメリカン・サイコ」のほうが好き。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

クローネンバーグの最近の作品。

「イースタン・プロミス」といい、 なんかあっさりな印象を受けた。
描写はエグめなんだけど。

「ヴィデオドローム」や「光る眼」、「イグジステンズ」方向のとんでもストーリーが見たい。

でもあれどっちなんだ?と見せかけての「フィラデルフィアで殺しときゃよかった…」には痺れた。

「レイチェルの結婚」

アン・ハサウェイ主演。
なんつーか、もの凄くイライラする映画。
作品の出来がとかではなく、登場人物たち。
本当に人間は腐っていることを再確認させてくれる。

「ブルーバレンタイン」みたいに幸せな結婚式とその裏の家族模様を交互に描くのですが、もう本当に悲しくなる。
腐った姉に腐った主人公、腐った父親に…母親は良く覚えてない。
基本口論。

「アンチクライスト」「ブルーバレンタイン」「レイチェルの結婚」。
この三作は今年見た中でも最も素晴らしく人間のクズさ加減を描いてくれてる三作だと思う。

2011年10月9日日曜日

「牝猫たちの夜」

田中登監督。
「夜汽車の女」があまりにも素晴らしかったため鑑賞。

テイストはガラッと変わり、トルコ嬢たちのポップな群像劇だった。
オープニングでいきなりヒールのかかとが折れるシーンは爆笑した。

あとゲイの青年のくだりも面白かった。
「あんた誰!?」とか。

主演の桂知子ってどっかで見たことあるなと思ったら、「夜汽車の女」の家政婦だったのか。
そういえばおっぱい一緒だったな、と思った自分が怖い。

あと音楽が素晴らしかった。
「女番長」シリーズあたりで聞いたことあるような気がしたけど気のせいだろうか。
あれは癖になる。

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

「ウルヴァリン」に触発されて鑑賞。
面白かった!

ミスティーク萌え。
でもちゃんとセックスシーンは描かないと駄目だと思うの。

ケビンベーコンが必死に止まってプルプルしてるのや、マグニートのあのヘルメットがぶかぶかなのとかもなんか親近感が沸いた。
役者に合わせて二つくらい用意してやれよと。

でも如何にしてマグニートとプロフェッサーXが対立したかという、スターウォーズ的な感じで楽しめた。
プロフェッサーとミスティークの別れのシーンは感動した。
キックアスの監督やるなー。

「ウルヴァリン x-men zero」

X-MENシリーズはあまり好きではないのですが見ました。

意外と楽しめました。
ラストの敵は強すぎだろ。
あの高校だかでサイコロプスが出てきたときはテンションあがった。
でもそれくらいしか覚えてない。

2011年9月24日土曜日

「アバター」

「告白」の橋本愛主演作。
原作は山田悠介大先生。

音楽が「SUMMER」か「SAW」の曲に酷似していた。
というかアレンジと言われても仕方ないくらい。
気持ちはわかります。

「お前はここで死ぬんだよ!」ってチェーンソー振り回す→携帯ぶっ刺すシーンの流れは名シーンじゃないでしょうか。

なぜか美術の場合毎回字を間違えられるのですが、今回初めて合ってた。
泣きそうになった。

女神さまバンザイ!
女子高って怖いところやなー。

2011年9月23日金曜日

「ラビットホラー3D」


劇場:シネマート新宿

まったくノーマークだったのですが、今のシナリオと被ってるんじゃないかとのご指摘を頂き、早速鑑賞。

始まって、あー似ているかも…でもまあそんなに気にするほどでもないかな、と思っていたら、ラストの盛り上がり、弟君の台詞でやられました。
こいつおれのシナリオと一緒のこと喋ってやがる!と。

でもまあそれは似たようなテーマなら自ずと答えも似てしまう仕方ないのかも。
問題はディテールでしょうか。
それすら被っていたらもうどうしようもありません。
まあぼちぼち考えます。

物語はあんまり面白くなかったし、ちょっとスクリーンが小さかった(後ろのほうに座った)のであまり楽しめませんでした。
てかそもそも3Dが目にしんどい。あんまりいいタイプの眼鏡でもなかったので。

ただ、やはり「不思議の国のアリス」好きはアホみたいに多く、このシーンやりたかったんだろうな、ってのがいっぱいあった。
それを出来ている点では今年ベスト3に入ってほしい気もする。
絶対入らないだろうけど。

あと撮監クリストファー・ドイル。笑った。

2011年9月21日水曜日

「サタンタンゴ」

劇場:東京近代美術館フィルムセンター

タル・ベーラの初期作。
7時間半の一大叙事詩。
にも関わらず150カット! 相変わらずの安定感。
いつ見れることやらと思っていたら、突然見れた。

死んだはずの男が村に帰ってくるという噂から始まり、帰ってくるまでの間の村人達それぞれの様子が描かれる。
「白いリボン」みたいな感じで、「この村はソドムとゴモラだ!」と村人も言う。
要はみんな駄目人間。

たぶんここまでで四時間くらいだったと思う。

で、残りは男が帰ってきてから。
そこには色々な策略があるのだけれど、また暴動に発展するのかな、と思ったら、村人達は村を捨てた。
そこがよかった。

結局難しいことは何一つ解らなかった。

あの強風の中を歩くシーンは感動した。
あと「ヴェルクマイスター・ハーモニー」と同じバーが出てきた。
今回はそこでひたすらタンゴを踊っていた。
でもやっぱり人間プラネタリウムには敵いません。

あと動物のシーンも素晴らしかった。
牛とか、馬とか、猫とか。

新作「ニーチェの馬」がもうすぐあるらしい。
引退作らしい。
見るしかありません。

といってもおなか痛くなってトイレいったり、昼寝もしたので、一時間弱見逃しております。

2011年9月19日月曜日

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」


劇場:バルト9

見てきました。

あの何発撃ってもなかなか死なず、白リン弾みたいなの使う宇宙人相手に、どうやって勝つんだ!?と思ったら「急所を探す!」っつって生きてる宇宙人の体をナイフで片っ端からグサグサ!挙句皮膚引っぺがして臓器をグサグサ!宇宙人絶命。兵士「ここだっ!」
なんつー下品な映画なんだと。
でも頼りなさ過ぎる小待長や心の傷を負った兵士が、市民や子供たちと戦うことだけに専念するには仕方なかったのか。

とはいいつつなかなか楽しめました。
臨場感あったし。
でも、軍人女にはとりあえずミッシェル・ロドリゲス使っとけっていう風潮は駄目だと思うの。
あと個人的に、エイリアンものって既視感がはんぱない。
当然だし仕方ないんだろうけど、なんか凄い新しいものを見てみたい。

あと音がすごかった。
映像は金出しゃある程度のクオリティが保障されてきているので、どこで違いを出すかってなったら音なのでしょうか。
うるさいだけじゃなく、一つ一つの音の配置がわかりやすかった。
自分の耳が肥えただけなんだろうか。
だとしたらいいんだけど。

2011年9月18日日曜日

「女番長 玉突き遊び」


いったいシリーズいくつなんだ。

とりあえず池さんも杉本さんも消え、叶優子さんってひとが主演。
あと見ていないのは初期の三作くらいだろうか。

ラストの盗んだ宝石をゴローちゃんの懐に入れていくシーンは泣いた。
今回は音楽とキスシーン(~ラブシーン)の盛り上げ方がいつもより好みだった。
サックスだかなんだかのパッパーパー♪!で感じの。
ああいう音楽でキスされたらもう高揚感を隠し切れない。

それにしても悪役いっつもあの人やなー。

2011年9月17日土曜日

「ファニーヒル」


発禁本の映画化の数あるうちの一つ。

主人公がちょっと気持ち悪かった。
他の人は可愛かったしお洒落だった。

期待はずれ。
ほかの「ファニーヒル」を見たほうが良かったかのかな。

2011年9月13日火曜日

「サヴァイヴィングライフ-夢は第二の人生-」


劇場:イメージフォーラム

久々に映画館へ。
前売りを買っていたのにもうやってることに気付かなくて危なく逃すところだった。

ヤン・シュワンクマイエル総裁の新作。
今回はコラージュがメインのアニメーションでした。

オープニング、また出てきました総裁が。
「ルナシー」のときも出てきたんだけど、これはやめたほうが良いと思います総裁。
なんかテンション下がりました。

で、物語は、「夢は第二の人生」のごとく、夢の中の人生に魅了されてしまう男の話。
最初勘違いして「ゆけゆけ二度目の処女」みたいなことかと思ったら、夢は叶えるほうじゃなく寝たときに見るほうだった。

その夢の中で出てくる女性が…、というものですが、個人的に夢というテーマは大好きで、エディプスコンプレックスをテーマにシナリオを書こうとしていたこともあり、かなりわくわくしました。

そしてあのラスト!
なんかあっさりしてるなーと思いましたが、正直あれが見れただけで満足です。
母体回帰こそ映画のラストに相応しいものはないと思います。
そして、余韻を残すように客席をぐるぐると回り続ける水音…。
ソニーとドルビーと総裁、いろいろと結びつかないものが結ばれた映画でした。

「ブラックスワン」といいこれといい、ぼくが映画を撮る必要はありません!
今年2位か3位です。

一度尿意に負けて席を立ってしまった。
それだけが心残り。

2011年9月10日土曜日

「青い沼の女」


実相時昭雄監督、と意識してみたのは初めて。
見たことあるのは、「屋根裏の散歩者」「姑獲鳥の夏」「乱歩地獄」くらいだろうか。
「ウルトラQ」もまだ見れていないし。

オールセット、火サスみたいな音楽、雨、幽霊…、と個人的に好きな雰囲気にどっぷり浸れた。
どうやら映画じゃなく、レンタルビデオらしい。
ついでにフィルムでもないらしい。

演出がほとんど理解できた。
過信かもしれないが、自分と似ていると思った。
というか自分のやりたい完成形に近いんじゃないでしょうか。
幽霊の出てくる演出や、幽霊が消えた後、ふと何かを残していく演出や。
かと思えばどこまで現実かわからなくなったり。
変なカットを好んだり、時に抽象的だったり。

「宵闇せまれば」「あさき夢みし」「帝都物語」はなんかタイトルだけ気になっていたので、この監督となると是非見ようと思う。

2011年9月7日水曜日

「冷たい熱帯魚」


二度目の鑑賞。
一度目は劇場で。

劇場で見たときより楽しめた。
これはテレビサイズでチラ見するくらいが一番楽しめるのかも。
名言が多すぎて笑った。

いかんせんブラックコメディとして成立するには、監督の主張が強すぎてさめてしまうところ。
でもそしたらただの商業映画になってしまうのか。
好みの問題はあるけど、これでいい気がしてきた。
「ヒミズ」を早く見たい。

2011年9月3日土曜日

「スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団」


惜しくも劇場で見れなかった本作。
見なくてよかった!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督だったんだ。そういやだから劇場で見なかったんだ。
そのことをすっかり忘れて見てしまった。

はまると面白いんだろうけど、はまらなかったら辛い。
最初のすばやい展開についていけず、そこで見る人を選んじゃった気がする。

ドラムのゴスロリ姿は萌えた。
やっぱりああいう服装は、やらされてる感があるほうがいいですね。

大好きなブルース・ウィリスの娘もあんまり可愛くなかったし…。
残念。


2011年8月30日火曜日

「スーパー!」


劇場:新宿武蔵野館

「キックアス」と被ってるけど評価がいいので期待して観た本作。

これは時期が悪いとしか思えない。
パクリではないっぽいし面白かったんだけど、展開が一緒で、これあったよ。あ、これも。ってばっかりだった。

「キックアス」より素人っぽさはあった。
でもやっぱりヒーローのヒロインは巨乳で色気がある人のほうがいいな。
ヒットガールは別格。

なんかほんともったいない作品。

「エンジェル・ウォーズ」エクステンデット・カット


ブロンディちゃん!
ということで、ブルーレイのノーカット?版を見た。

明らかに重要なシーン2つ、

○ショーの全貌
○ベイビードールと大富豪のSEX

これ完全にいるやろ!と思った。
その二つがとても素晴らしかったんです。

どちらもこの映画の重要なシーン、特に後半のはテーマに関わる素晴らしいシーンなのに、カットされてた。
そのせいで劇場版はただのアクション映画と言われても仕方ないと思う。

スタイリッシュな映像を作る監督はどんなスタイリッシュな人なんだろう、と思ったら、ただのオタクっぽい人だった。いろいろと納得。

とりあえず、この映画で気付かされるのは「フィギュアは絶対動いてくれない!」
これに尽きると思う。

2011年8月24日水曜日

「インビジブル2」

これもポールバーホーベンってのに驚いた。
低予算ぽかったけど、彼大丈夫なんだろうか。

なんていうか、前より予算少ないんだしもっとエロに特化してほしかった。

「硫黄島からの手紙」


みんな大好きイーストウッド。
そういえば前の現場で「グラントリノ」面白くないって行ったら、みんなに一斉に猛反発された。
そういうのって良くないと思うの。

この作品についてはどうなんだろう。
ただただ二宮君の演技が酷くて悲しかった。
ゆうきなえ可愛かった。

あとカメラが下手な気がした。
それについては完全な主観ですが。

2011年8月10日水曜日

「ポンヌフの恋人」

恥ずかしながら初見。

この映画は花火のシーンが無ければただの駄作だったんじゃないでしょうか。
ポスター燃やすシーンも既視感が否めないし。

それにしても花火のシーンは凄かった。
その変の映画100本見るより、このシーンだけ見たほうが充実感が得られると思う。

残るは「ボーイ・ミーツ・ガール」

追記:
これ全部セットだったのね。
逆に萎えた。

2011年8月6日土曜日

「不思議の世界絵図」


マルティン・シュリーク三本目。
一番好きなのは「ガーデン」ですが、一番印象に残っているのはこっち。

孤児院を出た少女が母を捜しに行く道中に出会う、奇妙でおかしな人々。
みんなガラス細工のようで、触れたら崩れてしまいそうな作品。

みんな道に迷っているように思う。
それでも主人公は何か確固たるものを持ち、決して迷っているふうには見えない。
そしてあの最後、ラストシーンは「うわー」って言ってしまった。
そんな大したことしていないんだけど、そう思えるのが凄いと思う。

あと、最初のほうで兎が唐突にいた。
この映画の見方を教えてくれているようでほっとした。

新作2000年にあったのね。
DVD化してほしい。

「CURE」


黒沢清映画は見ているときは色々と考えさせるんだけど、後になると全く記憶に残らない。
これもしかり。
見たことないと思って見たら見たことあった。
こんな感じで毎回見ている気がする。じゃあどれが残っているんだ?

サスペンスなんだけど不思議とどきどきしない。
事件よりも主人公の成長に重きを置いているように思った。

オープニングの、急に机が揺れだすところ。
地震か?と思っても、どうやら地震ではない。
こういう演出がほんとに素晴らしいと思う。