2026年8月24日月曜日

「お茶漬の味」

笠智衆が怒り散らかす映画はこれでもなかった。
「テオレマ」と同じブルジョワでもこちらはうまく共存しているが、当時の若者たちは小津映画をよく思っていなかったとか。

鯉たちを夫と見立てて会話するシーンは衣装、美術、演出、どれをとっても秀逸。
ラスト、普段女中に任せきりの台所で、一つ一つ素材を探して料理を作るシーンは完璧だった。
完璧。
しかし当時の若者の気持ちになって考えると、「あの後、洗い物を女中にさせるんじゃないの?」と言うぬかり。

「あれ、あれあれ」「これ、これこれ」

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