2011年9月21日水曜日

「サタンタンゴ」

劇場:東京近代美術館フィルムセンター

タル・ベーラの初期作。
7時間半の一大叙事詩。
にも関わらず150カット! 相変わらずの安定感。
いつ見れることやらと思っていたら、突然見れた。

死んだはずの男が村に帰ってくるという噂から始まり、帰ってくるまでの間の村人達それぞれの様子が描かれる。
「白いリボン」みたいな感じで、「この村はソドムとゴモラだ!」と村人も言う。
要はみんな駄目人間。

たぶんここまでで四時間くらいだったと思う。

で、残りは男が帰ってきてから。
そこには色々な策略があるのだけれど、また暴動に発展するのかな、と思ったら、村人達は村を捨てた。
そこがよかった。

結局難しいことは何一つ解らなかった。

あの強風の中を歩くシーンは感動した。
あと「ヴェルクマイスター・ハーモニー」と同じバーが出てきた。
今回はそこでひたすらタンゴを踊っていた。
でもやっぱり人間プラネタリウムには敵いません。

あと動物のシーンも素晴らしかった。
牛とか、馬とか、猫とか。

新作「ニーチェの馬」がもうすぐあるらしい。
引退作らしい。
見るしかありません。

といってもおなか痛くなってトイレいったり、昼寝もしたので、一時間弱見逃しております。

2011年9月19日月曜日

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」


劇場:バルト9

見てきました。

あの何発撃ってもなかなか死なず、白リン弾みたいなの使う宇宙人相手に、どうやって勝つんだ!?と思ったら「急所を探す!」っつって生きてる宇宙人の体をナイフで片っ端からグサグサ!挙句皮膚引っぺがして臓器をグサグサ!宇宙人絶命。兵士「ここだっ!」
なんつー下品な映画なんだと。
でも頼りなさ過ぎる小待長や心の傷を負った兵士が、市民や子供たちと戦うことだけに専念するには仕方なかったのか。

とはいいつつなかなか楽しめました。
臨場感あったし。
でも、軍人女にはとりあえずミッシェル・ロドリゲス使っとけっていう風潮は駄目だと思うの。
あと個人的に、エイリアンものって既視感がはんぱない。
当然だし仕方ないんだろうけど、なんか凄い新しいものを見てみたい。

あと音がすごかった。
映像は金出しゃある程度のクオリティが保障されてきているので、どこで違いを出すかってなったら音なのでしょうか。
うるさいだけじゃなく、一つ一つの音の配置がわかりやすかった。
自分の耳が肥えただけなんだろうか。
だとしたらいいんだけど。

2011年9月18日日曜日

「女番長 玉突き遊び」


いったいシリーズいくつなんだ。

とりあえず池さんも杉本さんも消え、叶優子さんってひとが主演。
あと見ていないのは初期の三作くらいだろうか。

ラストの盗んだ宝石をゴローちゃんの懐に入れていくシーンは泣いた。
今回は音楽とキスシーン(~ラブシーン)の盛り上げ方がいつもより好みだった。
サックスだかなんだかのパッパーパー♪!で感じの。
ああいう音楽でキスされたらもう高揚感を隠し切れない。

それにしても悪役いっつもあの人やなー。

2011年9月17日土曜日

「ファニーヒル」


発禁本の映画化の数あるうちの一つ。

主人公がちょっと気持ち悪かった。
他の人は可愛かったしお洒落だった。

期待はずれ。
ほかの「ファニーヒル」を見たほうが良かったかのかな。

2011年9月13日火曜日

「サヴァイヴィングライフ-夢は第二の人生-」


劇場:イメージフォーラム

久々に映画館へ。
前売りを買っていたのにもうやってることに気付かなくて危なく逃すところだった。

ヤン・シュワンクマイエル総裁の新作。
今回はコラージュがメインのアニメーションでした。

オープニング、また出てきました総裁が。
「ルナシー」のときも出てきたんだけど、これはやめたほうが良いと思います総裁。
なんかテンション下がりました。

で、物語は、「夢は第二の人生」のごとく、夢の中の人生に魅了されてしまう男の話。
最初勘違いして「ゆけゆけ二度目の処女」みたいなことかと思ったら、夢は叶えるほうじゃなく寝たときに見るほうだった。

その夢の中で出てくる女性が…、というものですが、個人的に夢というテーマは大好きで、エディプスコンプレックスをテーマにシナリオを書こうとしていたこともあり、かなりわくわくしました。

そしてあのラスト!
なんかあっさりしてるなーと思いましたが、正直あれが見れただけで満足です。
母体回帰こそ映画のラストに相応しいものはないと思います。
そして、余韻を残すように客席をぐるぐると回り続ける水音…。
ソニーとドルビーと総裁、いろいろと結びつかないものが結ばれた映画でした。

「ブラックスワン」といいこれといい、ぼくが映画を撮る必要はありません!
今年2位か3位です。

一度尿意に負けて席を立ってしまった。
それだけが心残り。

2011年9月10日土曜日

「青い沼の女」


実相時昭雄監督、と意識してみたのは初めて。
見たことあるのは、「屋根裏の散歩者」「姑獲鳥の夏」「乱歩地獄」くらいだろうか。
「ウルトラQ」もまだ見れていないし。

オールセット、火サスみたいな音楽、雨、幽霊…、と個人的に好きな雰囲気にどっぷり浸れた。
どうやら映画じゃなく、レンタルビデオらしい。
ついでにフィルムでもないらしい。

演出がほとんど理解できた。
過信かもしれないが、自分と似ていると思った。
というか自分のやりたい完成形に近いんじゃないでしょうか。
幽霊の出てくる演出や、幽霊が消えた後、ふと何かを残していく演出や。
かと思えばどこまで現実かわからなくなったり。
変なカットを好んだり、時に抽象的だったり。

「宵闇せまれば」「あさき夢みし」「帝都物語」はなんかタイトルだけ気になっていたので、この監督となると是非見ようと思う。

2011年9月7日水曜日

「冷たい熱帯魚」


二度目の鑑賞。
一度目は劇場で。

劇場で見たときより楽しめた。
これはテレビサイズでチラ見するくらいが一番楽しめるのかも。
名言が多すぎて笑った。

いかんせんブラックコメディとして成立するには、監督の主張が強すぎてさめてしまうところ。
でもそしたらただの商業映画になってしまうのか。
好みの問題はあるけど、これでいい気がしてきた。
「ヒミズ」を早く見たい。

2011年9月3日土曜日

「スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団」


惜しくも劇場で見れなかった本作。
見なくてよかった!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督だったんだ。そういやだから劇場で見なかったんだ。
そのことをすっかり忘れて見てしまった。

はまると面白いんだろうけど、はまらなかったら辛い。
最初のすばやい展開についていけず、そこで見る人を選んじゃった気がする。

ドラムのゴスロリ姿は萌えた。
やっぱりああいう服装は、やらされてる感があるほうがいいですね。

大好きなブルース・ウィリスの娘もあんまり可愛くなかったし…。
残念。


2011年8月30日火曜日

「スーパー!」


劇場:新宿武蔵野館

「キックアス」と被ってるけど評価がいいので期待して観た本作。

これは時期が悪いとしか思えない。
パクリではないっぽいし面白かったんだけど、展開が一緒で、これあったよ。あ、これも。ってばっかりだった。

「キックアス」より素人っぽさはあった。
でもやっぱりヒーローのヒロインは巨乳で色気がある人のほうがいいな。
ヒットガールは別格。

なんかほんともったいない作品。

「エンジェル・ウォーズ」エクステンデット・カット


ブロンディちゃん!
ということで、ブルーレイのノーカット?版を見た。

明らかに重要なシーン2つ、

○ショーの全貌
○ベイビードールと大富豪のSEX

これ完全にいるやろ!と思った。
その二つがとても素晴らしかったんです。

どちらもこの映画の重要なシーン、特に後半のはテーマに関わる素晴らしいシーンなのに、カットされてた。
そのせいで劇場版はただのアクション映画と言われても仕方ないと思う。

スタイリッシュな映像を作る監督はどんなスタイリッシュな人なんだろう、と思ったら、ただのオタクっぽい人だった。いろいろと納得。

とりあえず、この映画で気付かされるのは「フィギュアは絶対動いてくれない!」
これに尽きると思う。

2011年8月24日水曜日

「インビジブル2」

これもポールバーホーベンってのに驚いた。
低予算ぽかったけど、彼大丈夫なんだろうか。

なんていうか、前より予算少ないんだしもっとエロに特化してほしかった。

「硫黄島からの手紙」


みんな大好きイーストウッド。
そういえば前の現場で「グラントリノ」面白くないって行ったら、みんなに一斉に猛反発された。
そういうのって良くないと思うの。

この作品についてはどうなんだろう。
ただただ二宮君の演技が酷くて悲しかった。
ゆうきなえ可愛かった。

あとカメラが下手な気がした。
それについては完全な主観ですが。

2011年8月10日水曜日

「ポンヌフの恋人」

恥ずかしながら初見。

この映画は花火のシーンが無ければただの駄作だったんじゃないでしょうか。
ポスター燃やすシーンも既視感が否めないし。

それにしても花火のシーンは凄かった。
その変の映画100本見るより、このシーンだけ見たほうが充実感が得られると思う。

残るは「ボーイ・ミーツ・ガール」

追記:
これ全部セットだったのね。
逆に萎えた。

2011年8月6日土曜日

「不思議の世界絵図」


マルティン・シュリーク三本目。
一番好きなのは「ガーデン」ですが、一番印象に残っているのはこっち。

孤児院を出た少女が母を捜しに行く道中に出会う、奇妙でおかしな人々。
みんなガラス細工のようで、触れたら崩れてしまいそうな作品。

みんな道に迷っているように思う。
それでも主人公は何か確固たるものを持ち、決して迷っているふうには見えない。
そしてあの最後、ラストシーンは「うわー」って言ってしまった。
そんな大したことしていないんだけど、そう思えるのが凄いと思う。

あと、最初のほうで兎が唐突にいた。
この映画の見方を教えてくれているようでほっとした。

新作2000年にあったのね。
DVD化してほしい。

「CURE」


黒沢清映画は見ているときは色々と考えさせるんだけど、後になると全く記憶に残らない。
これもしかり。
見たことないと思って見たら見たことあった。
こんな感じで毎回見ている気がする。じゃあどれが残っているんだ?

サスペンスなんだけど不思議とどきどきしない。
事件よりも主人公の成長に重きを置いているように思った。

オープニングの、急に机が揺れだすところ。
地震か?と思っても、どうやら地震ではない。
こういう演出がほんとに素晴らしいと思う。