2013年7月19日金曜日

「Světlonoš」


聖火ランナーというタイトルらしい。
ヤン・シュワンクマイエル総裁の息子さんがとったストップモーションアニメ。

これがめっちゃ面白い。
ダークな中世?のイメージに機械仕掛けのトラップや音が心地いい。
ずっとマントが靡いているとか、小さなこだわりもよかった。
そしてストーリがシンプルでオチも奇麗にハマり、上手いとしか言いようがない。

息子さんはエンターテイナーだった。

2013年7月15日月曜日

「フィギュアなあなた」

劇場:シネマ・ロサ

石井隆先生の新作。
今年は新作が二本も公開されるということで、高まる期待の中一本目を鑑賞。

が、こんなはずじゃなかった。
シーンが変わるごとにただ乳を揉み陰毛を撫でる主人公。
だらだらと続くあまりにも酷すぎる演出の二人の不器用な恋。
前半のズーレーカップルとの逃走劇は面白かったのに。

ストーリーは金子修介の「いたずらロリータ。うしろからバージン」。
なのでピンク映画として観る分には楽しめる。
でも「人が人を愛する事のどうしようもなさ」を撮った監督として観ると、いろいろと哀しくなってしまった。

一緒に行った女性も、「ピンク映画だったね〜」と。
違う。違うんだ。そうだけどそうじゃないんだ。
石井監督の良さはエロスだけじゃないんだ…。

次の「甘い鞭」に期待する!

2013年7月6日土曜日

「ワイルドスピード ユーロミッション」

劇場:バルト9

念願のワイルドスピードシリーズ新作!
前回は劇場で見逃したので、最速上映に行ってきた。

さすがにアクションは面白いんだけど、それ以外がほんと酷い。
どうでも良すぎてアクションシーンになっても緊迫感がない。
うお!っていうアクションがあって初めてテンションあがる感じだった。

あのF1みたいなやつでもっと押してほしかった。
ロシアの飛行機は絶対いらない。

ただあのラストはやばい!こいつがこのシリーズに参戦するのか!思い入れまったくないけど!
そしてハンがこれから高校生になるのかと思うと胸熱。

2013年7月2日火曜日

「スプリング・ブレイカーズ」

劇場:バルト9

あまり好きになれていないハーモニー・コリンの新作。
ビッチなねーちゃんたちとレインボーの配色と凝ったクレジットのせいで期待は大だったんです。

でもやっぱりダメだったんです。
この3つが合わさった瞬間、それはもう「エンター・ザ・ボイド」で、あの巨大なラリったゴジラのような映画をそうそう超えられるわけがない。
もしほんとにあれをパクったのだとしたら、それ以上に見たこと無いものを見せて欲しかった。
結局二番煎じでその上ふつーのストーリーを持ってこられてふつーのクレジットを流して終わるなんてありえない!

1つだけ、泥酔してクラブで踊ってる時に感じる一瞬の永遠を感じられそうになったので良かった。

これは完全に「エンター・ザ・ボイド」と比べてものすごく視野が狭い意見なのであしからず。
「ヘルタースケルター」を見た時のような怒りを収めるために「エンター・ザ・ボイド」を見て落ち着こうと思います。

2013年6月20日木曜日

「華麗なるギャツビー」

劇場:新宿ピカデリー

バズ・ラーマンの新作。
アメリカの栄光と衰退!なのか。

見たのは2Dなんだけど、それでも前半のパーティーシーンはワクワクが止まらない。
花火がどど~んと打ち上がって、デカプリオが満面の笑みで、
「おれがギャツビーさ☆」って…。
なんだこの馬鹿馬鹿しいほど最高な演出は!

大好きな髪型の女子たちが現代の音楽に合わせて踊り狂っているのもまた乙でした。

いろんな映画の元ネタなのか、やたらと目に付くシーンがあった。
ただめまぐるしい演出に覚えていない。

フィッツジェラルドってよく聞くけどこの原作者なのか。
読んでみよう。

3Dでもう一度観たいな。

2013年6月18日火曜日

「ローマでアモーレ」

劇場:新宿ピカデリー

今知ったけど、「すべての愛(アモーレ)はローマに通ず」って人を舐めているのだろうか。
ローマに行ったら浮気していいの?
そういうものなの?
婚約指輪を外すの?
やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいいの?
映画とは現実には存在しない永遠の愛を見せてくれるものじゃなかったの?

唯一キレイ事なんて一切言わない娼婦役のペネロペが笑わせてくれた。
それだけが救い。

2013年5月25日土曜日

「悪の教典」

劇場で見たかったやつ。
というか三池監督作品は、「ヤッターマン」以降劇場で見れていない。

なんかよくわかんない外人が出てきたけど、めっちゃ面白かった。
銃にへんな生き物ついてきたり。
サスマタにパンツとか。

最後生き残っちゃったのか。
続き見たい。

「降霊」

見たこと無いかなーと思って見たら見てた。
てかこのブログにも書いてた。
黒沢清はそんなんばっかり。
見た気にさせないのもまた才能なのか。

2013年5月8日水曜日

「アイアンマン3」

劇場:新宿ミラノ座

今年最初の祭り。

最後のバンバンスーツを使い捨てして、次から次へ飛び移っていくシーンは感動した。

ただ敵がなんかただのモンスターで切なくなった。
アイアンマンは機械と機械のぶつかり合いだろ!
なんでDr.マンハッタンがいっぱい出てくるんだよ!

あとポッツといちゃいちゃしてるのも見たくない!
女をはべらかしてこそのアイアンマンだ!

とは言え面白かった。

「L.A.ギャングストーリー」

劇場:バルト9

「L.A.コンフィデンシャル」の再来!
かと思ってたの!

前半は警察の肩書きなんて捨ててギャングを殺せー!戦争だー!っつってめっちゃ面白かったのに、後半なんか失速して、挙句の果てにギャングのボスを殺すときは警察手帳をつきだして、ボッコボコに。
それがあたかも正義のように描くってどうなの。

ロス市警といえば「L.A.コンフィデンシャル」のイメージしか無いわたくしとしては、もう誰が悪いとかわかんね。みんなゴミ。っていう展開を希望してたのに。

あとこのキャッチコピーはどうなんですか。
「ロス市警が、キレた。」って…。

前半の面白さは今年ベスト。

「実芭蕉」

劇場:ポレポレ東中野

チケットを頂き鑑賞。

男二人に女一人のロードームービー。
押さえるとこは押さえていた、という印象。
主人公?にーちゃんの海に向かう寸前、あのカメラワークは良かった。
あ、死ぬなって。
「ゴーストライター」ぽかった。

ただ、肝心のバナナがよくわからなかった。
死のうとしている二人、バナナしか食べない女。過激な3P。バナナを突っ込む。家族でバナナ。
なんじゃそりゃ。
それらが自分の中でうまくまとまらなかった。

あのにーちゃんの俳優さんと、お化けの可愛いんだけど少し不気味、ってとこが良かった。

2013年4月17日水曜日

「キャビン」

劇場:シネマカリテ

最近は映画熱も復活し、ちょいちょい見るようになりました。
そしてカリテばっかり行ってる気がする。

定石の展開を逆手にとって、実は全部…。

その仕掛ける側の設定がいまいち曖昧だったきはするけど、いっぱい笑った。
特にスピーカーやらウォッカやら半魚人やら…。

怪物たちは一体どういう基準で出てきたんだろう。
半魚人みたいなオーソドックスな怪獣なら、わかりやすいフランケンシュタインとかドラキュラ(コウモリのは出てきたけど)とか出てきて欲しいし、パロディならブギーマンとかスクリームのやつとか…。
一瞬双子の女の子が見えたけど、「シャイニング」っぽかったし。

シリーズ化されてもっと面白くなってほしい。

あと日本支部にめちゃくちゃ笑った。

2013年4月16日火曜日

「バニシング・ポイント」

そういや前に見て、感想書いていなかった。
あれです、多分面白かったような気がする。

裸のねーちゃんがバイクに乗っているシーンで、なんかアメリカってほんと馬鹿だなーって思った。

「桐島、部活やめるってよ」

惜しくも映画館で見れなかった。
まだやってるみたいだけど。

「1980」の映画研究部はなんかちゃんと撮れてなかっただかで最後踊りまくってたけど、それよりこっちの映画の中でみんな踊りまくってるほうがよかった。

ラストのファム・ファタールがゾンビに食い千切られ、カメラを覗きながらの絶叫する神木君。
あの瞬間は監督なら誰もが憧れる一瞬だと思う。
「スーパー8」のエル・ファニングのようで美しかった。

前野さんのゾンビ、面白かった。

「ホーリーモーターズ」

劇場:シネマカリテ

約二ヶ月ぶりの映画館。
カラックスの新作。
「ファウスト」のキャッチコピーが「人生は壮大なミステリー」なら、これは「人生は壮大な茶番劇」でしょうか。

前半部はおもしろすぎてこりゃ今年のベストかしらと思っていたらどんどんつまらなくなっていった。
というか後半部は説教がわかり易すぎて、これはどういう意味なんだろう、って考えなくてもよくなってしまった。
あと、素晴らしいギャグセンスが散りばめられてるのに、映画館の空調の音が聞こえてくるほど映画館が静まり返っていた。

メルドはめちゃくちゃおもしろかったし、アコーディオンのシーンは最高だった。
でも彼のラストの仕事のお陰で、この映画のイメージが「アルタード・ステイツ」になってしまった。

親子の会話、
「どうして嘘をつくんだ」
「だってそのほうが幸せだもの」
ってのが良かった。

もっともっと老人の妄言を吐き出して、宮崎駿総裁みたいに美しい映画をとっていただきたい。
と言っても一貫して言えるのは、「汚れた血」以外好きになれない。